「土地ありなら新築の平屋を1000万以下で建てられる?」
「建築費用を抑える対策は?理想的な間取りプランを無料でもらえないの?」
新築の平屋を建てるとき、「本当に1000万以下で建てられるのか?」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
特に土地をすでに所有している場合でも、建物価格や諸費用が気になるものです。
この記事では、「土地ありで1000万以下の新築平屋」を実現するための価格相場、実例間取り、費用削減のコツ、そしてローコスト住宅ブランドまで詳しく紹介しています。
低予算でも満足度の高い住まいを実現するために、ぜひ参考にしてみてください。
- 延床面積25~30㎡なら建物価格を1000万円以内に抑えられる可能性が高い
- 規格型のローコスト住宅メーカーを選ぶことで予算内の平屋建築が可能になる
- 間取り・費用・土地情報を無料一括比較できるサービスを活用すると現実的な判断がしやすい
土地ありで1000万以下の新築平屋の実現には、予算に合う平屋の広さを把握し、コストを抑える設計と会社選びが重要です。
低予算でも快適な暮らしを諦める必要はありません。
ただとはいえ、
【先に結論】土地ありなら新築の平屋を1000万以下で建てられる?

土地ありなら新築の平屋を1000万以下で建てられるのかどうか?
気になる疑問に対し、先に結論をお伝えすると、土地がすでにある場合でも、新築の平屋を1000万以下で建てるのはかなりハードルが高いです。
国の調査によると、注文住宅の建築資金は全国平均で約3,936万円。建物だけで1,000万円に収めるためには、延床面積を30㎡前後(約9坪)にまで抑える必要があります。
つまり、土地ありなら新築の平屋を1000万以下で建てられる?という疑問に対しては、「可能ではあるが極めて狭く・仕様も限定される」という答えになります。
次の項目では、その前提となる費用と広さの関係を詳しく見ていきます。
注文住宅の所要資金は平均で3936万円(延床面積は118.5㎡)
まず知っておきたいのが、一般的な注文住宅にはどのくらいのお金がかかるのかということです。
まず、住宅金融支援機構が2024年度に発表した調査(2024年度 フラット35利用者調査)によると、建物の工事費や設計費などを含めた「住宅の所要資金」は、全国平均で3,936万円。延床面積は118.5㎡(約35.8坪)が平均となっています。
これは都市部に限らず全国のデータなので、地方であってもこの金額に近いケースは多いです。
では、1000万円の予算だとどのくらいの広さの家が建てられるのか──。単純に割り算すると、1㎡あたりのコストは約33万円。この単価で計算すると、1000万円で建てられる家の広さは30㎡(約9坪)ほどが目安になります。
たとえば「夫婦ふたりで18坪くらいの平屋を…」と考えているなら、単純計算でも2,000万円前後の予算が必要になる可能性が高いのが実情です。
土地をすでに持っているとはいえ、「建物だけで1000万以下」はかなり限られた条件でしか実現が難しいことが、こうしたデータから見えてきます。
つまり延床30㎡前後(平屋なら25~30㎡程度)が現実的なライン
家づくりにおいて、理想と現実のバランスは避けて通れません。とくに「土地あり・新築・平屋・1000万以下」となると、見えてくる現実は想像以上にシビアです。
国の調査(住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」)では、注文住宅の平均的な建築費用は約3,936万円。しかも延床面積は118.5㎡が平均です。これをざっくり1㎡あたりの単価にすると、33万円ほどになります。
つまり、同じ単価をもとに逆算すれば、1000万円でまかなえる延床面積は30㎡ほど。平屋なら25~30㎡が精一杯といったところでしょう。
さらに厄介なのが平屋特有のコスト構造です。2階建てに比べて基礎や屋根の面積が大きくなるため、同じ床面積でも割高になる傾向があります。
この点を踏まえると、延床30㎡というラインは単なる目安ではなく、「1000万円以内で建てるなら、これが現実的な上限」といえる境界線です。
広い家に住みたい気持ちは当然ありますが、コストの天井が見えている以上、どうやって空間を活かすか、どう暮らしを最適化するかが問われる段階に入ってきます。
※費用を抑える対策
土地ありで新築の平屋を建てるにあたって広さ別(坪数別)の価格相場

土地をすでに所有している場合でも、新築の平屋を1000万以下で建てられるかどうかは、建物の広さによって大きく左右されます。
とくに「どのくらいの坪数なら実現できるか」を知ることは、計画を進める上で重要な判断材料になります。
ここでは、土地ありで新築の平屋を建てるにあたって広さ別(坪数別)の価格相場を確認しながら、希望の間取りや予算とのバランスを見つけるヒントを紹介します。
1LDK(18~23坪)の場合
1LDKの平屋で18~23坪ほどの広さを確保しようとすると、建築費用はおおよそ2,000万円から2,500万円前後が相場になります。
これは土地代を除いた金額で、あくまで建物そのものにかかる費用です。実際、住宅金融支援機構が2024年度に公表した調査によると、注文住宅を建てた方の建物費用は平均で約3,936万円。延床面積は平均で118.5㎡でした。
これを基に1㎡あたりの単価をざっくり計算すると、約33万円になります。
この単価をもとに、18~23坪(約59~76㎡)の平屋に換算してみると、建物価格はざっくり約1,950万円から2,500万円という結果になります。仮に土地があっても、「新築・平屋・1LDK・1000万円以下」という条件では、この広さはどうしても厳しくなってしまいます。
そのため、費用を抑えながら平屋を建てたい方は、まず“どのくらいの広さまでなら現実的に建てられるか”を先に把握しておくことが大切です。コストを意識しながら理想の間取りに近づけていく作業が、無理のない家づくりへの第一歩になります。
2LDK(20~30坪)の場合
もし、20~30坪ほどの広さで2LDKの平屋を考えているなら、建物だけでも2,000万円台後半から3,000万円台前半が相場と見ておくのが現実的です。
これは、住宅金融支援機構が2024年度に発表したフラット35の利用者調査で示された「建築費の平均」と照らし合わせることで、ある程度の目安がつきます。
調査によると、全国の注文住宅の平均建築費は3,936万円で、平均的な延床面積は118.5㎡。つまり、1㎡あたりおよそ33万円前後という計算になります。
これを2LDKに多い20~30坪(≒66~99㎡)にあてはめると、ざっくり2,200万~3,300万円ほどが建築費の目安になります。
ここに給排水の引き込みや外構などが加わるケースもあるため、「土地はすでにあるから安く建てられるはず」と思っていた方には、少し意外かもしれません。
ただし、これはあくまでも一般的な仕様や間取りを基にした価格帯です。
土地あり・新築・1000万以下・平屋という条件を満たすには、面積を30㎡前後までコンパクトに抑えたり、設備や仕様を徹底的にシンプルにしたりと、割り切った判断が必要になります。
とはいえ、発想を変えれば「必要な機能だけに絞った住まい」を形にできるチャンスともいえます。
3LDK(25~35坪)の場合
家族で暮らす3LDKの平屋を土地ありで新築する場合、25~35坪という広さなら、建物本体の費用だけでざっくり2,700万円~3,800万円前後を見込んでおく必要があります。1000万円以内という予算でこのサイズ感を実現するのは、正直かなり難しいと言わざるを得ません。
というのも、住宅金融支援機構が発表したフラット35利用者調査(2024年度版)によると、注文住宅の建築にかかった費用は全国平均で3,936万円。延床面積は118.5㎡(約35.9坪)となっており、1㎡あたりの単価は約33万円で計算されています。
この単価をもとに試算すると、3LDKによくある坪数である25~35坪=約83~116㎡にかかる建築費は、おおむね2,700万円~3,800万円前後に。これに外構や給排水工事などが加わると、さらに費用は増えていきます。
国土交通省の住宅市場動向調査でも、土地代を除いた建築費の全国平均は4,695万円と発表されており、こうした数字を見ても、現実的に1000万円というのは「一般的な建築価格の4分の1以下」です。
つまり、もし1000万円という上限にこだわるなら、建物の面積を思いきって30㎡程度まで絞るか、ローコスト住宅に特化した超シンプル設計で建てるという発想が求められます。
土地ありで新築の平屋を1000万以下で建てる場合の間取り実例5選

土地代を抑えられる場合でも、建物費だけで1,000万円以下に収めるには、間取りと広さの工夫が欠かせません。
特に新築の平屋は、1階にすべての機能を収めるため、無駄のないレイアウトが求められます。
ここでは、土地ありで新築の平屋を1000万以下で建てる場合の間取り実例5選として、実現性のある間取りを具体的な坪数とともに紹介します。
暮らしやすさとコストのバランスを取るヒントにしてください。
夫婦にちょうど良いリビング中心の間取り
夫婦ふたりで暮らす平屋を考えるなら、リビングを中心にした間取りがとても相性がいいと感じます。というのも、生活の中心がひとつにまとまることで、毎日の家事や移動がずっとラクになるからです。
たとえば、18坪前後の平屋なら、リビングを住まいの中心に置いて、その周囲に寝室や水まわりをコンパクトに配置する間取りが多くの人に支持されています。リビングは自然と会話が生まれる場所ですし、夫婦の気配を感じながら過ごせることも、平屋の魅力だと思います。
実際、1坪=約3.3㎡として18坪はおおよそ60㎡ほどの広さですが、住宅金融支援機構が公表している建築単価の平均(1㎡あたり約33万円)で考えると、建物価格は約1,980万円ほどになります。
これを見ると、「土地あり」で1,000万円以下の予算内に収めるには、さらに面積を絞ったり、プランを工夫する必要があることが見えてきます。
とはいえ、リビングを中心にした設計は空間を効率よく使えるため、狭さを感じにくく、予算を抑えたいご家庭にとっても有効な考え方です。コストと快適さ、その両方を両立させるには、まず「暮らしの動線」が自然につながるようなレイアウトから考えるのがポイントです。
洗濯が一か所で完結する家事ラク間取り
洗濯って、思っている以上に「移動」が多い家事のひとつです。洗う場所、干す場所、畳む場所、しまう場所がバラバラだと、それだけで日々の負担がじわじわ増えていきます。
だからこそ、平屋を建てるなら「洗濯がその場で完結する」動線づくりが、暮らしやすさの鍵になります。
具体的には、洗濯機のある脱衣所のすぐ隣にランドリールームや物干しスペースを設けて、さらにその奥にファミリークローゼットをつなげるイメージ。こうすると「洗う→干す→しまう」の一連の流れが、ほぼ足を止めずに終えられるんです。
間取りの中に、まるで“家事のための専用通路”があるような感覚です。
たとえば、実際に公開されている平屋プランでも、洗濯まわりの動線をひとつにまとめた事例が数多く見られます。特に20~21坪前後の2LDKの間取りでは、この“ワンアクション動線”がよく採用されていて、コンパクトでも暮らしにゆとりを感じられる作りになっていました。
土地がすでにある方が、建物費1,000万円以内で平屋を検討するとき、間取りの工夫がコスト削減のカギになります。ただ安く作るのではなく、「少ない面積で効率よく暮らす」ことを考えた結果、このような洗濯動線の最適化が、実は最も効果的なアイデアになるのです。
子ども部屋を2つ確保できる間取り
子どもが2人いる家庭では、「それぞれに部屋を持たせてあげたい」と考えるのはごく自然なことです。実は、平屋であってもそんな希望はきちんと叶えられます。
限られた床面積の中で、子ども部屋を2つ確保した間取りは、いま多くの子育て世帯に選ばれている現実的なプランの一つです。
たとえば延床25~26坪前後の平屋で、3LDKのレイアウトを採用した事例は多数あります。LDKを住まいの中心に配置し、そこを囲うように主寝室と2つの子ども部屋を分けて配置するのが基本形。動線も短く、家族間の気配も感じられる距離感がうれしいポイントです。
なぜ実現できるのかというと、平屋は“横に広がる構造”のため、廊下などのデッドスペースを極力減らせるのが理由のひとつ。各部屋のサイズを6畳にこだわらず、4.5畳~5畳程度に抑えることで、子ども部屋を2室とっても十分に機能的な空間がつくれます。
実際に公開されている25坪台の平屋プランでは、子ども部屋2室+主寝室+LDKをすっきりまとめた間取りが紹介されており、収納や生活動線も工夫された内容です。
コスト面も抑えやすく、「土地あり・1000万以下で新築平屋を建てたい」という方にも現実的な選択肢として注目されています。
ぐるっと回れるキッチンの間取り
キッチンを中心に家全体をぐるりと回れる──そんな間取りが今、子育て世代を中心に注目されています。動線がスムーズになり、毎日の家事が驚くほどラクになるからです。特に新築で平屋を建てるなら、この「回遊動線」を取り入れておくと、生活のしやすさが段違いになります。
たとえば、キッチンからパントリー、洗面室、そしてリビングへと、ぐるっとひとまわりできる設計にすると、料理や洗濯をしながらでも他の家事がサッと片付きます。誰かと動線が重なるストレスも減って、家族が同時にキッチン周辺で動いても窮屈さを感じにくいのも大きなメリットです。
実際に、こうした間取りを採用した事例では、延床20坪前後でも回遊動線をしっかり確保しており、収納や洗面スペースとのつながりも工夫されています。住宅会社の間取り提案を見ても、ぐるっと回れるキッチンを取り入れた平屋は「家事ラク動線」を重視する人たちから高評価を得ています。
「土地ありで新築の平屋を1000万以下で建てる」という限られた条件でも、こうした間取りは決して夢ではありません。大切なのは広さよりも、暮らしやすさを生み出す配置。ムダな廊下を省いて、必要な機能だけを効率よく配置すれば、予算内でも十分に実現できます。
ひとり暮らし向けコンパクト平屋の間取り
一人でのびのび暮らす家を建てるなら、広さよりも「ちょうどいい距離感」が大切です。最近では、15~20坪ほどの小さな平屋が、ひとり暮らしにぴったりの住まいとして注目を集めています。
こうした平屋の良いところは、移動が最小限で済む快適さにあります。たとえばリビングと寝室、キッチン、バスルームがすべてワンフロアでつながっていれば、朝の支度や夜の片付けも、ほとんど“数歩の動き”で完結します。掃除だって一瞬です。間取りを工夫すれば、収納スペースや趣味のスペースもちゃんと確保できます。
実際に紹介されているプランでは、延床面積14坪(約46㎡)ほどでも、リビングをゆったり取って、寝室や水回りをシンプルにまとめた例が見られます。スペースをコンパクトにしながらも「狭さ」を感じさせない工夫が詰まっており、ひとり暮らしでも心地よく過ごせる空間づくりが実現されています。
「土地あり」「新築」「1000万以下」という条件で家を建てようとするなら、このサイズ感はかなり現実的なラインです。特に無駄な廊下をなくし、必要な場所を近づけることで、建築コストを抑えながらも満足度の高い家づくりができます。
ひとつひとつの空間を丁寧に設計する。そこにこそ、小さな平屋で豊かに暮らすヒントがあります。
土地ありで新築の平屋を1000万以下で建てる費用を抑える6つの対策

土地代がかからない場合でも、建築費を1000万円以下に収めるには、さまざまな工夫が必要です。
無駄を削って必要な性能や暮らしやすさを確保するには、間取りの考え方から設備選びまで、コストを意識した設計が欠かせません。
ここでは、土地ありで新築の平屋を1000万以下で建てる費用を抑える6つの対策として、具体的で実行しやすい方法を紹介します。
規格プランと標準仕様を選び追加を減らす
平屋の家を1000万円以内で建てたいなら、まず検討したいのが「規格プラン」と「標準仕様」の活用です。これは建築費を抑えるうえで、最も堅実な手段の一つといえます。
あらかじめ間取りや設備が決まっている規格住宅は、自由設計に比べて大幅にコストを抑えやすい仕組みになっています。
実際、大手住宅情報サイトSUUMOでは、規格住宅について「材料の大量仕入れや設計の共通化により、費用をぐっと抑えられる」と明記されており、価格面の強みがデータとして裏付けられています。
しかも、仕様を追加せずに“標準のまま”建てることで、オプション料金を抑えることができます。「せっかくならちょっと良いキッチンに…」という気持ちも分かりますが、追加が重なるとあっという間に予算オーバーになるため注意が必要です。
例えばロゴスホームなどが紹介している規格住宅では、坪単価が抑えられていて、建物本体価格が約800万円~1,000万円台に収まる事例も出てきます。こうしたプランを活用すれば、「土地あり×1000万以下」での平屋建築も、ぐっと現実味を帯びてきます。
つまり、あれこれカスタマイズするより、「完成度の高い定型プランを信じて、余計なアレンジは加えない」。これが結果的に、費用面でもスムーズな進行という意味でも、後悔の少ない選択になります。
家の広さを無理なく小さくして予算に合わせる
建築費を1,000万円以内に収めたいなら、やはり「家の広さ」を見直すのが一番の近道かもしれません。平屋住宅は構造上、どうしても屋根や基礎の面積が広くなりがちで、そのぶんコストも膨らみやすいからです。
たとえば、最近よく見るようになった坪単価の目安はおおよそ40~80万円ほど。仮に50万円で計算すると、20坪の建物でちょうど1,000万円。30坪だと1,500万円になってしまいます。
つまり、金額を抑えるには床面積を20坪(約66㎡)あたりに納めるのが一つの現実的なラインなんです。
もちろん、「狭くする=住みにくくなる」というわけではありません。今は空間の使い方を工夫すれば、延床20坪前後でも必要な機能をしっかり詰め込んだ間取りは十分に組めます。
廊下を最小限にしたり、水回りを一箇所にまとめたり、収納の位置を工夫したり。いわば“引き算の設計”をいかに上手にやるか、がポイントですね。
結果として、広さを抑えても「暮らしに不便を感じない」家は十分に建てられますし、そのぶん無理なく予算に寄せられます。「土地ありで新築の平屋を1000万以下で建てる」という条件を満たすなら、最初に考えるべきはこの“広さの再設計”かもしれません。
家の形をできるだけ四角にして工事を減らす
建築コストを抑えるなら、平屋の形はなるべく「真四角」がベストです。四角い間取りは無駄が少なく、材料や工事の手間も抑えられるため、全体の費用を下げやすいのが大きな利点です。
とくに「土地ありで新築の平屋を1000万以下で建てる」ことを目指すなら、この点は見逃せません。
複雑な形の家は、それだけで基礎や屋根の施工費がかさみます。たとえばL字型やコの字型は、見た目のアクセントにはなりますが、その分、壁や屋根の面積が増え、工事にかかる日数や材料も増加します。
結果的に、同じ延床面積でもコストは1~2割以上高くなることもあります。
一方、正方形や長方形のシンプルな平屋であれば、基礎工事や屋根工事が効率よく進みます。施工がしやすい分、工期も短縮できて人件費の節約にもつながるのです。実際、ローコスト住宅を多く手がけるハウスメーカーでも、多くのプランが「四角ベース」で設計されています。
つまり、無駄を削ぎ落とした四角い間取りを選ぶことで、限られた予算の中でも満足度の高い住まいが現実のものになります。コストとデザインのバランスを見極めつつ、堅実な選択をすることが大切です。
キッチン洗面お風呂を近くにまとめる
平屋を1000万以下で建てたいと考えたとき、キッチン・洗面所・お風呂をできるだけ近くに配置することは、大きなコストカットにつながる重要なポイントです。
というのも、水まわりの工事には、給排水設備や配管の工事費が発生します。これらを離して配置すると、それぞれに配管を引き回す必要があり、そのぶん手間もコストも増えてしまいます。
たとえば、浴室とキッチンが家の端と端にあるような間取りでは、設備工事だけで数十万円単位の差が生じることもあるのです。
実際に住宅会社のプラン例を見ると、1000万円以下のローコスト住宅では、ほとんどのケースでキッチン・洗面・バスルームが1ヵ所にまとまって配置されています。
これはデザインの都合ではなく、無駄な配管工事を避けるための工夫です。家の中の動線が短くなることで、生活もより快適になります。
「土地ありで新築の平屋を1000万以下」で実現したい場合、こうした目に見えにくい部分にこそ工夫が求められます。費用を抑えつつ、暮らしやすさも損なわない。その鍵が、水まわりをコンパクトにまとめた設計にあるのです。
窓の数と大きさを見直して減らす
限られた予算内で理想の平屋を建てたいと考えるなら、窓の設置計画を見直すだけでも大きなコスト削減につながります。特に「土地ありで1000万以下の新築平屋」のように、明確な予算ラインがある場合、建材費や工事費をどれだけ抑えられるかが成否を左右します。
というのも、窓はただの開口部ではありません。サッシ代、ガラスの種類、取付け工賃、防犯対策まで含めると、1か所あたり数万円~十数万円になることもあります。
参考までに、LIXILの引違い窓(W1690×H970、ペアガラス仕様)の本体価格はおよそ7~9万円程度。これに施工費を加えると、1か所増えるだけで10万円前後の出費増になる可能性があるのです【LIXIL公式サイト参照】。
加えて、平屋は外壁面積が広くなりやすいため、窓を多く設けたくなるのも自然なこと。しかし、日当たりや通風をよく考えたうえで、必要最小限に抑える設計ができれば、建築費の圧縮だけでなく、冷暖房効率の向上にもつながります。
最近は採光性の高い小型窓や、断熱性能の高い窓製品も豊富に出ていますので、少ない窓でも快適な住空間をつくる工夫は十分可能です(出典:省エネ性能向上のための窓の性能表示制度)。
つまり、予算にシビアな家づくりでは、「なんとなくたくさん欲しい」ではなく「本当に必要な場所だけ」に窓を厳選する視点が重要になります。無駄な窓を減らすという小さな工夫が、最終的に大きな費用差となって返ってくる家づくりの知恵と言えるでしょう。
外構はシンプルにして工事を増やさない
新築で家を建てる際、見落とされがちなのが外構の工事費です。特に予算を抑えたいときは、この部分にこそ目を向ける必要があります。
実際、外構費用は全体の約10%前後を占めることが多く、規模によっては100万円を超えるケースも珍しくありません。
たとえば駐車スペースをコンクリートで舗装すれば、それだけで50万~100万円ほどかかることがありますし、フェンスや門扉、植栽などをしっかり整えようとすれば、さらに追加費用が発生します。
だからこそ、平屋を1000万円以下で建てたいと考えるなら、外構は“ほどほど”を心がけるのがポイントです。必要最低限の設備に絞り、見た目よりも機能を優先すると、コストを大きく削減できます。
最近では「とりあえず砂利を敷いて使いやすさを確保し、余裕ができたらDIYで整えていく」という考え方も広まりつつあります。
外構をシンプルに抑えれば、建物本体に予算をしっかりと回すことができ、満足度の高いマイホームに近づきます。
まずは本当に必要なものだけを見極め、手を加える部分は最小限にとどめておく。これが、賢く家づくりを進めるうえで欠かせない視点といえるでしょう。
※外構見積もり
新築の平屋を1000万以下で建てられるローコスト住宅3選

土地ありで新築の平屋を検討する際、「本当に1000万円以下で建てられるのか」は多くの人が気になるポイントです。
実際には価格を強く意識したローコスト住宅を選ぶことで、予算内に収められる可能性が高まります。
ここでは、新築の平屋を1000万以下で建てられるローコスト住宅3選として、特徴や目安価格が分かりやすい会社を紹介し、選び方のヒントをお伝えします。
アイダ設計|「999万円の家」平屋プラン(税込999万円)
| 住宅名称 | 999万円の家 |
|---|---|
| 会社名 | アイダ設計 |
| 対象プラン | 平屋PLAN |
| 間取り | 2LDK |
| 延床面積 | 66.24㎡ |
| 1F面積 | 66.24㎡ |
| 参考建物価格 | 999万円(税込) |
| 特長① | 自由設計の注文住宅 |
| 特長② | ローコストへの取り組み |
| 特長③ | 標準仕様で高い断熱性能・省エネ性能 |
| 平屋の魅力 | ワンフロアで効率的な生活動線 |
| 平屋の安心要素 | 階段の上り下り負担なし |
| 平屋の構造面 | 構造が安定して耐震性も高い設計 |
| コスト削減① | システムキッチン・ユニットバスなど最新設備の一括大量仕入れ |
| コスト削減② | 自社プレカット工場による木材仕入れから加工・管理までの一貫対応 |
| コスト削減③ | 土地仕入れ・測量・設計・施工・アフターサービスの専門部署による一括管理 |
| 快適性の方向性 | 光熱費を抑えやすい住まい |
| 断熱の体感 | 夏は涼しく冬は暖かい暮らし |
| 注意事項 | エリアにより価格が異なる場合 |
- 本体価格999万円から建てられる平屋プランで初期費用を大幅に抑えられる
- 自由設計対応で必要な間取りや使い勝手を追い求められる
- 標準仕様で快適な暮らしを支える断熱・省エネ性能を備えた住宅
建築費をしっかり抑えつつ、平屋の新築を検討している方には、アイダ設計の「999万円の家」シリーズが注目に値します。
このプランは、延床面積66.24㎡・2LDKの平屋で、税込999万円という価格が公式に提示されています(※アイダ設計公式サイトより)。設備や仕様も必要十分で、価格を重視する層からの支持が高いモデルです。
ただし、忘れてはならないのが、建物本体以外の費用です。屋外給排水の整備や外構工事、建築確認申請費、地盤調査・改良費などは含まれておらず、実際には追加で100~200万円ほどかかるケースもあります。
とはいえ、土地をすでに所有しており、間取りやオプションに大きなこだわりがない方にとっては、総額1000万円以内も現実的なライン。コストを抑えながらも、自分たちの暮らしに合った平屋を実現したい方にとって、有力な選択肢となるはずです。
ニコニコ住宅|平屋シリーズ(税込768万円~)
| ローコスト住宅名 | ニコニコ住宅「平屋住視の家(平屋シリーズ)」 |
|---|---|
| 本体価格 | 税込768万円~(最小プラン:11.77坪・699万円=税込768万円) |
| 支払い目安 | 月々3万円台~の家賃並み支払い |
| プラン数 | 平屋だけで100プラン以上の豊富なラインナップ |
| プラン方式 | セミオーダー方式・ライフスタイルに応じた間取りカスタマイズ |
| 標準外壁 | 旭化成へーベルパワーボード(厚さ37mmのALC外壁材) |
| 外壁の特徴 | 耐火性・防災性・断熱性・遮音性・耐久性のバランス仕様 |
| 制震装置 | 制震ダンパー「KRASOL」標準搭載 |
| 耐震・制震の訴求 | 震度7の地震に5回耐える旨の説明・国土交通大臣認定取得 |
| 住み始めの手間 | 全居室に照明・カーテン設置済み引き渡し |
| 参考プラン例 | 2DK/北入り(N-01Z)11.77坪・699万円(税込768万円) |
- 税込768万円~、月々3万円台から目指せる家賃並み価格
- 平屋100プラン以上、暮らし方に合わせて選べるセミオーダー
- へーベルパワーボード外壁+制震KRASOL搭載の充実標準仕様
平屋を予算1000万円以下で建てたいと考えている方にとって、ニコニコ住宅の「平屋シリーズ」は選択肢に入れやすい住宅プランです。
公式サイトによると、建物本体の税込価格は768万円からと明記されており、かなり現実的な価格帯といえます。しかも、ZEHレベルの断熱性能や制震ダンパーなど、基本仕様も一定の安心感があります。
ただし注意したいのは、本体価格だけで家は建たないという点です。たとえば、同社の20.20坪プランでは本体909万円(税抜)に加え、地盤調査費や屋外給排水工事などを含む付帯工事が268万円(税抜)必要となると紹介されています。
このように、付帯費用まで含めた全体像を把握することが重要です。
予算内に収めるには、標準仕様の範囲でプランを選びつつ、オプションを最小限に抑える工夫が求められます。見積もりを依頼する際は、建物価格の内訳や含まれる工事内容を丁寧に確認することで、想定外の出費を防ぐことができます。
AQ HAUS|Basic(税込888万円~)
| 商品名 | AQ HAUS|Basic(ベーシック) |
|---|---|
| 本体価格目安 | 税込888万円~ |
| コンセプト | 「効率」と「品質」を追求したシンプルな家づくり |
| 向いている人 | 建築コストを抑えたい層/打合せ時間を減らしたい層 |
| プラン構成 | 厳選プランの用意/人気の暮らし方を取り入れた動線 |
| 建物種別 | 平屋プラン・2階建てプランの用意 |
| 平屋プラン例① | 24.29坪・2LDK/延床80.32㎡/税込1,494万円 |
| 平屋プラン例② | 29.80坪・3LDK/延床98.54㎡/税込1,810万円 |
| 断熱性能 | 断熱等級5(全プラン)/オプションで等級6へ変更可 |
| 耐震性能 | 耐震等級3(全プラン・最高等級) |
| 打合せの効率 | オンライン打合せ対応/ソフト活用による仕様決め |
| 保証・アフター | 主要構造部・防水部分の永久保証(初期保証20年以降)/5年ごとの有償点検と指摘メンテナンス実施条件 |
| 見積もり機能 | かんたん見積もりシミュレーション(間取りや内装・外壁選択による概算) |
- 本体888万円(税込)~で始めやすい、厳選プランの規格住宅価格設定
- 断熱等級6(UA値0.46)×耐震等級3(最高等級)の高性能仕様
- 20年目以降も主要構造部・防水を建物存続まで支える永久保証
新築の平屋を1000万円以内で実現したいと考える方にとって、AQ HAUSが提供する「Basic」プランは十分に現実的な選択肢になり得ます。税込888万円からのスタート価格という点が、まず大きな魅力です。
実際のところ、このプランは間取りや設備があらかじめ決められた規格型の住宅で、打ち合わせや設計の手間を省くことでコストを抑えています。そのため、初めて家を建てる人でも、予算の見通しがつきやすく安心感があります。
ただし、注意すべき点もあります。公式サイトの情報によると、本体価格888万円には建物そのものの工事費用が含まれている一方で、屋外給排水・地盤改良・外構・設計料・申請費用などは別途必要になると明記されています(※2024年時点の公開資料より)。
つまり、「土地あり」であっても、1000万円以内に収めるには、不要なオプションを避ける工夫や、最低限の設備に絞った計画が重要になってきます。
総合的に見て、AQ HAUSのBasicはコスト重視で平屋を建てたい方にとって、現実味のあるスタートラインを示してくれるプランです。とはいえ、実際にかかる費用はケースによって変わるため、個別の見積もりでしっかり確認することをおすすめします。
【安心】平屋の理想的な間取りプランや土地情報も貰える裏ワザ

平屋を建てようと考えているなら、「タウンライフ家づくり」を使うことで、ぐっと具体的にイメージを固めることができます。
というのも、このサービスでは希望に沿った間取りプランや見積もり、さらには土地情報まで、複数の住宅会社から一括で取り寄せられるからです。
しかも、使い方はとても簡単。建てたい平屋の広さや間取り、予算、建築予定地などを入力するだけで、条件に合ったプランが自宅に届きます。
たとえば「2LDKで建物予算は1000万円以内」「静岡県内で土地あり」という条件で依頼すれば、その予算でどんな家が建てられるのか、どこでコストを抑えればいいのかまで見えてきます。
そして何よりありがたいのは、複数社の提案が比較できること。キッチンの仕様や断熱材のグレード、坪単価などが一覧で並ぶので、「どこに頼めば納得の家が建てられるか」が、数字と間取りで明確になります。
改めて
まだハウスメーカーや工務店が決まっていなくても、こうした資料を見比べることで、自分たちが建てたい平屋の「基準」が自然と定まってきます。
「平屋を1000万円以内で建てたい」と考えているなら、まずはここから始めるのが堅実な第一歩です。ぜひご活用ください。
【Q&A】土地あり1000万以下の新築平屋に関するよくある質問

最後に土地あり1000万以下の新築平屋に関するよくある質問をまとめました。
建築費用の現実的なラインや、ローコスト住宅の選び方に関する疑問に丁寧に答えていきます。
1000万円で建てられるハウスメーカーは?
結論から言うと、「広告で1000万円以下の平屋を出している会社」を選ぶことが、土地ありで新築1000万以下に近づく最短ルートになりがちです。
机上の話ではなく、実務の現場がそうなっているからです。実際の家づくりでは、建物の価格とは別に、水道や電気の引き込み、地盤補強、申請手続きなどが必ず付いてきます。
一般的な目安として、総費用のうち建物本体が約75%、付帯工事が約15%、諸費用が約10%という割合がよく示されています。こうした内訳を踏まえると、アイダ設計の「999万円の家」、ニコニコ住宅の768万円~の平屋、AQ HAUSの888万円~のBasicは、総額を現実的に抑えやすい選択肢です。
ただし、広告価格に何が含まれているかは会社ごとに違います。外構やカーテン、エアコン、照明が別扱いかどうかを横並びで確認し、同じ条件で見積もりを比べることが大切です。
タマホームは平屋1000万円以下で建てられる?
率直に言うと、タマホームで土地ありの新築平屋を1000万円以下に収めるのはかなり厳しいです。
理由はシンプルで、過去の低価格商品は期間限定や地域限定が多く、現在の標準的な平屋では建物以外の費用がしっかり上乗せされるからです。
かつて話題になった「シフクノいえ」はすでに販売を終えており、現実的な平屋30坪の総額は2000万~2500万円程度が目安とされています。地盤改良、給排水の引き込み、外構工事、登記やローン関連費用などが積み重なるため、いくら本体を抑えても総額は跳ね上がりやすいです。
もしタマホームを検討するなら、延床を小さくして設備のグレードを絞り、見積書の内訳を一つずつ確認することが現実的な進め方です。
それでも1000万円にこだわる場合は、タマホーム単独ではなく、より低価格の規格住宅も並行して比較するのが賢明です。
一人暮らし向けの新築平屋を1000万円で建てられる?
一人暮らし向けなら「可能性はある」が正直な答えです。ただし、かなり割り切った設計が前提になります。
理由は、家が小さくても地盤や水道、手続き費用はほぼ同じようにかかるため、建物に使える金額がどうしても限られるからです。
実例を見ると、延床16坪台で本体価格1100万円、19坪で1120万円といったケースがあり、サイズを絞れば現実味が出てきます。総額1000万円を目指すなら、ニコニコ住宅のような700万円台からの平屋プランが有力な選択肢になります。
間取りは1LDKを基本にして廊下を減らし、キッチン・洗面・浴室を近くにまとめると配管工事が増えにくく、コストが下がりやすいです。収納は造り付けにこだわらず市販家具で補い、必ず「付帯工事と諸費用を含めた総額」で判断することが失敗しないコツです。
まとめ:土地ありで新築平屋を1000万以下で建てる価格相場や間取り実例
土地ありで新築平屋を1000万以下で建てる価格相場や間取り実例をまとめてきました。
改めて、土地ありで新築の平屋を1000万以下で建てるための重要な5つの結論をまとめると、
- 延床面積25~30㎡程度に抑えることで、新築平屋を1000万以下で建てることが現実的になる
- 費用を抑えるには「規格住宅」や「標準仕様」の活用が効果的で、余計なオプションは避けるべき
- ローコスト住宅メーカーを活用すれば、税込768万円~で建てられる平屋プランも選択可能
- 平屋に適したシンプルな外構や間取り設計によって、無駄な工事費用を削減できる
- 「タウンライフ家づくり」なら、間取り・見積もり・土地提案を一括取得でき、計画がスムーズに進められる
土地ありで1000万以下の新築平屋を実現するためには、広さ・仕様・施工会社選びが非常に重要です。
最新のローコスト住宅や間取りの工夫、比較サービスの活用によって、限られた予算内でも理想の住まいづくりが十分可能です。






