「2階リビングにバルコニーを付けると後悔する?」
「付けるメリットは?後悔しないためにはどんな対策が重要?」
開放感のある暮らしを叶えるために「2階リビング+バルコニー」を検討しているけれど、「本当に必要?後悔しない?」と不安に感じていませんか?
間取りの工夫ひとつで快適にも不便にもなり、完成後に「こんなはずじゃなかった」と悩むケースも少なくありません。
「2階リビング バルコニー 後悔」と検索する方が多いのも、そんな迷いや不安の表れです。
そこで本記事では、2階リビングにバルコニーを付けると後悔する主な原因と回避するための具体策をわかりやすく解説します。
家づくりの失敗を防ぎたい方に役立つ内容です。ぜひ参考にしてみてください。
- 日当たりや視線の問題があるため、設計段階で慎重な検討が必要
- 家事動線を考え、水回りを同階にまとめることで後悔を防ぎやすい
- 複数の間取り提案を比較することで理想と現実のギャップを減らせる
2階リビングにバルコニーを取り入れる場合、「後悔」を防ぐには事前の計画と設計が鍵になります。
動線や日当たり、使い方まで具体的に想定し、プロの提案を比較検討することで、理想の住まいに一歩近づけます。
【結論】2階リビングにバルコニーを付けると後悔する?

結論から言えば、「後悔する人もいれば、していない人もいる」というのが正直なところです。2階リビングにバルコニーを設けたことで満足している家庭もあれば、「いらなかったかも」と感じている人も少なくありません。では、どうして意見が分かれるのでしょうか。
実際に建てた方の声や住宅会社の施工事例を見ると、満足している人たちは「日当たりが良くて気持ちいい」「バルコニーでくつろぐ時間が好き」「人目を気にせず外干しできる」といった理由を挙げています。特に、2階リビング+南向きバルコニーの組み合わせは、リビングが一気に明るくなり、開放感も抜群です。
一方で、後悔したという声も根強くあります。「洗濯物を毎回2階まで運ぶのがつらい」「バルコニーの掃除が大変」「結局使わなくなった」「防水の劣化で修理費がかかった」など、リアルな悩みが並びます。中には、「せっかくお金をかけて作ったのに、物干しスペースとしてしか使っていない」という家庭も。
つまり、バルコニーを本当に“使いこなせる”かどうかが、満足度の分かれ道です。外の空気を楽しんだり、干し物の導線を工夫したり、掃除や手入れが苦にならない人にとっては価値ある空間になりますが、「あれば便利かな」程度の気持ちで作ると、使わなくなって後悔する可能性があります。
家族の暮らし方や性格に合っているか。これをきちんと見極めたうえで、2階リビングのバルコニーは「付けるか・付けないか」を決めたほうが、後悔のない家づくりにつながります。
2階リビングにバルコニーを付けると後悔した8つの理由(デメリット)

注文住宅で人気の「2階リビング」ですが、バルコニーを付けることで思わぬ後悔をしてしまう方も少なくありません。
見た目や開放感に惹かれて設計したものの、実際の暮らしでは不便さや使いづらさを感じることも多いです。
この「2階リビングにバルコニーを付けると後悔した8つの理由(デメリット)」では、住んでから気付いた失敗例や見落としがちなポイントを具体的に紹介します。
家づくりを進める前に確認しておきたい内容です。ぜひ参考にしてみてください。
2階まで洗濯物を運ぶのが大変で毎日の家事が重くなる
家づくりで2階リビング+バルコニーを選ぶとき、意外と見落としがちなのが「洗濯動線の負担」です。
特に1階に洗濯機を置く間取りでは、洗濯が終わるたびに重たい洗濯物を持って階段を上がる必要があり、それが毎日の家事の中でじわじわとストレスになっていきます。
例えば、家族4人分の洗濯物。濡れているとタオルや衣類はずっしり重くなります。そのかごを抱えて2階まで運び、干したらまた降りてくる。この動作が、たとえ数分でも、積み重なると体に堪えるのです。特に子育て中や共働きで時間に追われているご家庭では、「ちょっと面倒だな」が「やっぱり失敗だったかも」に変わることも珍しくありません。
実際、建築や暮らしに詳しい専門家の間でも「洗濯動線は家事の快適さを左右する大事な要素」とされています。住んでから気づく前に、家事の流れをシミュレーションしておくと安心です。
階段があるというだけで負担がぐっと増えるのは、毎日のことだからこそ。便利そうに見えた2階バルコニーも、実際には「後悔のタネ」になってしまうかもしれません。
バルコニー分の建築費や税金が増えて予算を圧迫してしまう
2階リビングにバルコニーをつけると、最初に悩まされるのが「建築費の上乗せ」と「思わぬ税金」です。バルコニーは見た目も機能も魅力的ですが、当然ながら“余計なコスト”が発生します。
一般的な後付けバルコニーの工事費は、小さめのもので30~50万円ほど。広さや材質、防水仕様などにこだわると、100万円近くかかるケースもあります。しかも、屋根や壁に囲まれたタイプの「インナーバルコニー」になると、延床面積にカウントされ、固定資産税の対象になることも。※
実際、家づくりの終盤で予算がギリギリになり、「思い切ってつけたけど他の間取りにしわ寄せが来た…」と感じる人も少なくありません。バルコニーは確かに暮らしを豊かにする一方で、予算と向き合う冷静さも必要です。
計画時点で「どんな使い方をするか」「何にどれくらい価値を感じるか」をしっかり整理し、建築費・税金・メンテナンスの総コストを見越して選ぶことが、後悔を防ぐ鍵になるでしょう。
砂ぼこりや鳥のフンで汚れやすくバルコニー掃除が終わらない
2階リビングにバルコニーを設けたものの、「思った以上に汚れる」と感じている方は少なくありません。実際、風が吹くたびに舞い上がる砂ぼこりや花粉、さらには鳥のフンまで積もってしまうことも多く、掃除の手間が想像以上に重くのしかかってきます。
屋外という性質上、バルコニーにはどうしてもホコリや排気ガスの汚れが付きやすく、特に道路沿いや住宅密集地では汚れやすさが顕著になります。また、鳥が手すりや屋根にとまって糞を落とすこともあり、これが意外と厄介です。乾くと細かい粉になって舞い上がりやすく、衛生的にも心配なうえ、アレルギーの原因になることもあります。※
例えば、洗濯物を干すために設けたバルコニーでも、「干す前に毎回ホウキと雑巾を持ち出す羽目になる」「週末はデッキブラシと水道ホースが手放せない」といった声も聞かれます。家庭によっては週1回の掃除でも追いつかず、ストレスのもとになるケースもあります。
せっかくのバルコニーも、使うたびに掃除が必要となれば、「結局、室内干しで済ませてしまう…」という状況に陥ることもあるのです。見た目の開放感や使い勝手の良さだけに目を向けると、こうした“現実のメンテナンス負担”を後から後悔することになりかねません。
防水の劣化で雨漏りし高額な修理費がかかる心配がある
2階リビングにバルコニーを設けるときに、意外と見落とされがちなのが「防水のメンテナンス」です。完成直後はキレイでも、数年経つうちにバルコニーの防水層は紫外線や雨風にさらされ、少しずつ傷み始めます。
特に多いのが、表面のヒビ割れや剥がれから雨水がじわじわ染み込み、気付いたときには天井にシミが出たり、リビングの壁にカビが広がってしまった…というケース。防水が切れた状態で放置すると、住宅の内部構造にまで被害が及ぶこともあります。※
ちなみに、バルコニーの防水補修にかかる費用は、軽度のもので数万円前後ですが、下地の腐食や断熱材の交換まで必要になると、工事費が30~50万円を超えることも珍しくありません。定期的に点検していたとしても、10年~15年ごとにはしっかりしたメンテナンスが必要になるのが一般的です。※
家の寿命を縮めないためには、防水メンテのコストもあらかじめ予算に組み込んでおくことが大切です。バルコニーを「見た目の良さ」や「間取りのアクセント」だけで選ぶと、あとになって大きな出費で後悔することになりかねません。
2階バルコニーの影で1階部分が暗くジメジメした印象になりやすい
2階リビングにバルコニーをつけると、一見開放的で理想的な住まいに見えるかもしれません。しかし意外と見落とされがちなのが、「そのバルコニーの真下にある1階の部屋の環境」です。
バルコニーが1階のリビングや和室の真上にせり出すような構造になっていると、日差しが思うように入らず、昼間でも部屋の中が暗く感じることがあります。特に、南向きで本来明るくなるはずの部屋なのに、バルコニーの陰で光が遮られてしまうと、「なんだかいつも薄暗いな…」と感じるようになるでしょう。
さらに、光が入らないということは、室内の湿気がこもりやすくなるということ。実際、こうした構造の家では、「冬場は特にジメジメして結露がひどい」「布団を干す場所もないのでカビが心配」といった悩みを抱える方もいます。
夏は日除け代わりになって良い、という見方もありますが、それが冬になると裏目に出てしまうケースもあるのです。太陽の高さが低い季節には、ますます室内に光が届かず、電気をつけないと薄暗くて過ごせないという声もあります。
こうした事態を避けるためには、バルコニーの位置やサイズ、1階の窓の大きさ、光の入り方までしっかり考えて設計する必要があります。明るさは暮らしの快適さに直結する要素です。光の取り込みを犠牲にしてまでバルコニーを付けるべきか、一度冷静に見直してみることをおすすめします。
想像より使わず洗濯物や物置だけのスペースになってしまう
バルコニーは「外でのんびりお茶を飲んだり、ちょっと読書を楽しんだり」と、心地よい暮らしを想像して付ける方が多い場所です。でも、いざ生活が始まってみると、思ったように活用できていないという声は少なくありません。
実際、住まいの情報メディアなどでも「結局バルコニーが洗濯物干しと物置にしかなっていない」という実例がいくつも挙がっています。初めはアウトドア家具を置いたり、ガーデニングを楽しむ予定だったのに、虫が多い、外の音が気になる、天候が安定しないなど、現実的な使いにくさが重なって、自然と「使わないスペース」に変わってしまうことがあるのです。
例えば、共働きの家庭では洗濯の時間が限られていて、夜に部屋干しが基本。すると外干しの機会は週末に限られ、バルコニーは次第に段ボールや使わない収納ケースなどの“仮置き場”に。こうなってしまうと、せっかくコストをかけて作ったバルコニーも、ただの“外の物置”に変わってしまいます。
だからこそ、家づくりの段階で「本当に自分たちはバルコニーを日常的に使うか?」という視点を持つことが大切です。少しでも不安があるなら、別のスペースにコストを回す方が、満足度の高い家づくりにつながるかもしれません。
手すりからの転落など子どもの安全面が不安になりやすい
2階リビングにバルコニーを作るとき、どうしても気になるのが子どもの転落リスクです。手すりがあるから大丈夫だと思いたいところですが、実際には「予想外の行動でヒヤッとする場面」が起きやすく、安全面で心配が残ります。
東京消防庁の発表では、5歳以下の子どもが窓やベランダから落下して救急搬送されたケースが複数報告されています。特に2階以上からの転落は重症化しやすいとされており、家庭内で起きる事故のなかでも注意が必要な事例です。
また、手すり自体に問題がなくても、近くに置いていた室外機や収納ボックスを足場にして乗り越えてしまうケースもあります。奈良市の注意喚起でも、こうした“登れる家具”が事故の引き金になりやすいと指摘されています(出典:奈良市公式サイト)。
実際、手すりのそばに置いた物に子どもがよじ登り、そのまま転落してしまった例があるほか、国の調査では2007年~2017年の10年間で、ベランダからの転落で救急搬送された12歳以下の子どもが145件に達しています(出典:報告書概要)。7割以上が入院を必要とする中等症以上で、命に関わる事故も含まれていました。
こうした現実を見ると、2階リビングにバルコニーをつけるなら、安全対策を最初からしっかり考えておくことが欠かせません。手すりの仕様はもちろん、子どもが足場にできる物を置かない工夫や、窓のロック機能の見直しなど、家族の年齢や暮らし方に合わせた備えが必要になります。
安心して暮らすためにも、計画段階で十分検討しておきたいポイントです。
バルコニーを付けたぶん室内のリビングや他の部屋が狭くなる
「せっかくリビングを広く取りたかったのに、いざ完成したら思っていたより狭かった」――そんな声をよく耳にします。その原因のひとつが、意外と場所を取るバルコニーの存在です。
特に限られた敷地内で家を建てる場合、2階リビングにバルコニーを設けると、そのぶん使える床面積が削られてしまいます。建築基準法上、屋根や壁があるタイプの“インナーバルコニー”などは延べ床面積に含まれることもあり、居住空間として使えるスペースを圧迫する要因になるのです。
例えば、家族でくつろぐリビングにもう少し広さが欲しかったのに、結果的に家具を置くスペースが限られ、動線も窮屈に。子ども部屋や収納のサイズも削る必要が出てくるかもしれません。設計時は「バルコニーがあると開放感があっていいかも」と思っても、実際に住んでみて「あのスペース、室内に回せばよかったな」と感じる人も少なくありません。
バルコニーにどんな目的を持たせるか、どのくらいの頻度で使うのか。そうした“使い方のイメージ”を家族でしっかり共有したうえで、スペース配分を決めることが、後悔しない家づくりには欠かせません。
ホントに後悔する?2階リビングにバルコニーを付けるメリット

2階リビングにバルコニーを設けることは「後悔した」という声もありますが、使い方によっては暮らしに大きなゆとりを与えてくれることもあります。
そこで「2階リビングにバルコニーを付けるメリット」をまとめました。
家族の生活スタイルにマッチした活用法や、設置してよかったと感じる具体的な理由を紹介します。
バルコニーの魅力を知ることで、後悔しない家づくりのヒントが得られます。ぜひ、家づくりの参考にしてみてください。
リビング続きのバルコニーで開放感たっぷりに過ごせる
リビングとつながる形でバルコニーをつくると、家の中の雰囲気が一気に軽くなります。扉を開けた瞬間の抜け感が心地よく、ちょっと深呼吸したくなるような広がりが生まれます。
実際、バルコニーとリビングを“ひと続きの空間”として扱う間取りは、部屋が実際より広く感じられることが多いようです。外の光や風がそのまま入り、視界が開けることで、圧迫感が薄れていくという声もあります。
住まいづくりの情報サイトでも、こうした一体感のあるレイアウトが「自然を取り込みやすい」「部屋の広さを活かせる」と紹介されています。
たとえば、休日の午前中。窓を開けて風を入れながら、バルコニー側の椅子に腰かけてコーヒーを飲む時間は、小さな旅行のような気分転換になります。植物を置けば緑が目に入り、日差しの強い日でもうまく影ができて、外で過ごすのが意外と快適だったりします。
庭がなくても“外で過ごす楽しさ”を味わえるため、限られた敷地でも暮らしの幅が広がるんですね。
こうした開放感を住まいに取り入れたいなら、2階リビングとバルコニーの組み合わせは相性がいいです。ただ外に出るためのスペースではなく、家族が自然と足を運びたくなる“もうひとつの居場所”としてつくると、日常の過ごし方が少し変わっていきます。
2階からの景色や空を眺めてゆったりリラックスできる
2階リビングにバルコニーをつけると、家の中にいながら少しだけ日常を離れたような落ち着いた時間を過ごせます。高さがあるぶん視界が開け、空の広さや街の様子が自然と目に入り、気持ちがすっと軽くなる瞬間が増えます。
1階のテラスではどうしても周囲の視線が気になりますが、2階ならその心配がぐっと減ります。外からの視線を遮れるので、バルコニーに出ても周囲の目を意識せず、そのままのんびりできます。この点は専門サイトでも「2階バルコニーはプライベート感を確保しやすい」と紹介されています。
たとえば、朝はバルコニーの椅子でコーヒーを飲みながら空気を感じたり、夕暮れに空の色が変わるのを眺めて一日の疲れを落ち着かせたり。少し広めであれば小さな植物を育てるスペースにもなり、季節の変化が暮らしにそっと寄り添ってくれます。夜に星を眺める楽しみ方もあります。
こうした“特別な時間”が加わるのは、2階バルコニーならではの魅力です。単に洗濯物を干す場所としてではなく、心の余裕をつくってくれる小さな屋外リビングとして考えてみる価値があります。
通りや隣家の視線を気にせず外の時間を楽しみやすい
低層住宅が密集する街中で暮らしていると、1階の庭やウッドデッキでは人の目が気になって、なかなか落ち着いて外に出づらいと感じる方も多いのではないでしょうか。そんな中、2階リビングにバルコニーを取り入れることで「視線ストレス」から解放され、思い思いの時間を外で過ごしやすくなるという声がよく聞かれます。
2階という高さがあるだけで、通行人や隣家の窓からの目線を自然と避けることができ、外でも自分たちだけのプライベート空間を保ちやすくなります。加えて、バルコニーに目隠しのルーバーや壁を設ければ、さらに視線をカットしながら風通しや光はしっかり確保できます。
実際、そういった工夫を取り入れた住まいは、家族が安心して洗濯物を干せたり、昼間に読書や日向ぼっこを楽しめたりと、暮らしの満足度が高い傾向にあります。
「庭があっても使わない」「視線が気になって外で過ごすのを避けてしまう」そんな悩みを抱えているなら、2階リビングとつながるバルコニーを活用することで、暮らしが大きく変わるかもしれません。
人目を気にせず外の空気を楽しめる空間は、毎日のリズムや気分にもよい影響を与えてくれるはずです。
室内と外がつながりリビングが実際より広く感じられる
リビングとバルコニーをつなぐと、たとえ実際の広さは変わらなくても「空間の広がり」を感じやすくなります。
窓の外に広がる空やバルコニーの風景が、視線を外へ導いてくれるからです。これは天井の高さを上げたときに感じる「開放感」と同じ効果に近く、特に都市部やコンパクトな間取りでは大きな違いになります。
最近の住宅では、窓のサッシを床から天井までのハイサッシにしてバルコニーと室内の段差を極力なくした設計が増えており、これによって外との一体感がより自然に演出されます。
たとえば、リビングと同じ素材のフローリングをバルコニーに使用したり、観葉植物やアウトドアチェアを外に配置することで、家の中にいながら「屋外リビング」のような感覚を楽しめます。窓を開ければ風が通り、閉めれば静かに。そんな自由な使い方が、心地よい暮らしにつながります。
つまり、2階リビングにバルコニーをつけるなら、単なる“洗濯物干し場”ではなく、家族が自然と集まる開放的なスペースとしても活かせるのです。これは間取りの工夫次第で得られる、後悔しない価値のひとつです。
1階より高い位置なので防犯面でも安心してくつろぎやすい
2階リビングにバルコニーを付けると、防犯面の安心感がぐっと高まります。特に、1階に比べて通行人の目や不審者の侵入リスクが減るという点は、見逃せないポイントです。
そもそも、空き巣の侵入口として最も多いのが「1階の窓や玄関」であることは、警察庁のデータからもわかっています※。そのため、生活の中心を2階に持ってくる設計は、防犯対策として理にかなっています。さらに、窓やバルコニーに補助錠や防犯フィルムを貼っておけば、安心感がより強くなります。
たとえば、夜に家族でくつろいでいるとき、1階リビングだとどうしても外からの視線が気になったり、ちょっとした物音に敏感になったりするものです。でも、2階にリビングがあれば、そうした不安が自然と減り、気持ちにも余裕が持てます。
家族が毎日を心地よく、そして安全に過ごせる家づくりを考えるなら、防犯の観点からも2階リビング+バルコニーの組み合わせは、十分に検討する価値があると感じます。
結局どっちがいい?2階リビングにバルコニーを付けて後悔しない人の特徴

2階リビングにバルコニーを取り入れるか迷っている方にとって、「結局どっちがいい?」という疑問はとても大きな悩みです。
たしかにバルコニーには開放感や防犯面の安心などのメリットがある一方で、掃除や家事動線の不便さから後悔の声も少なくありません。
そこでここからは、実際に2階リビングにバルコニーを付けても後悔しない人に共通する特徴を紹介します。
判断に迷う方は、自分や家族のライフスタイルと照らし合わせて参考にしてみてください。
外の空気が好きでバルコニー時間をよく楽しむ家族
「ちょっと外で風に当たりたい」「気分転換に空を見上げたい」──そんなふうに自然とのつながりを暮らしの中に求める家族にとって、2階リビングとつながるバルコニーは心地よい居場所になります。
1階では通行人の視線や防犯面を気にして外に出にくいと感じる場面でも、2階であれば外からの視線も届きにくく、安心してくつろげます。
実際、ルーフバルコニーをアウトドアリビングのように使い、朝食や読書を楽しんでいる家庭もあります。天気のいい日はバルコニーでコーヒーを飲んだり、子どもとシャボン玉遊びをしたり、ミニ植物を育てて癒しを感じたりと、暮らしにささやかな楽しみが増えるのです。
庭がなくても、こうした“ひらけた外の空間”があるだけで気分は大きく違います。家にいながら自然を感じたい。そんな家族には、2階バルコニーはむしろ「後悔しない選択肢」として積極的に検討する価値があります。
洗濯物や布団を外干ししたいこだわりがはっきりある人
日光でふっくら乾いた布団が好きだったり、風に揺れる洗濯物を見るのが小さな楽しみだったり。外干しへの思いが強い家庭なら、2階リビングにバルコニーを設ける価値は十分あります。生活の中で“外に干せる環境”を大事にしている人ほど、後悔しにくい選択になります。
外干しを重視する家庭では、太陽光と風通しのよさが仕上がりを左右します。実際、住宅会社のコラムでも「布団は外干しの方がふっくらしやすい」「広いスペースに干すと乾きが早い」といった声が紹介されています。
とくに布団やシーツのような大きなものは、屋外でしっかり広げて干せると扱いやすく、家事のストレスも軽くなります。
例えば、朝のうちに2階のリビングからそのままバルコニーへ布団を運び出し、思いきり広げて干しておく。日が傾くころには、太陽の熱が中までしっかり入り、冬の日でもほかほかに乾きます。外出前にまとめて干しておけば、帰宅するころにはほぼ乾いていて、そのまま寝室へ戻せるので家事の流れも乱れません。
“外で干したい”という気持ちが生活習慣として根付いている家庭にとっては、バルコニーは単なる付属設備ではなく、なくては困る生活の一部になります。2階リビングと組み合わせれば動線も短くなり、日々の家事に心地よい余裕を生んでくれます。
掃除や片付けが苦にならずバルコニーをこまめに手入れできる人
バルコニーをきれいに保つことを負担に感じないタイプなら、2階リビングのバルコニーは住まいの満足度を高める要素になります。外に面した場所はどうしても汚れやすいので、こまめな手入れが苦にならないかどうかが、後悔を避ける大きな分かれ目になります。
実際のところ、バルコニーは雨風による泥汚れ、風で運ばれる落ち葉、鳥のフンなどが溜まりやすく、放置してしまうと排水の詰まりやカビの原因になると言われています※。
逆に、月に1度でも掃き掃除や排水口周りのチェックをしておくと、汚れのこびりつきや床材の劣化を防げるため、住んでからの手間が大きく変わります。ハンズの清掃記事でも、軽い掃き掃除と水拭きだけで十分に清潔を保てると紹介されています。
たとえば、雨が降った翌日に軽く泥を流したり、週末のついでにほうきで落ち葉を払っておく程度でも効果があります。季節の変わり目に排水口をさっと確認しておけば、水たまりや悪臭の心配もありません。
半年から1年に一度、防水や排水口まわりを点検しておくと、長く安心して使えるスペースになります。
つまり、掃除や片付けが嫌いでなければ、バルコニーは「負担のタネ」ではなく「住まいの心地よさを広げる場所」になります。こまめな手入れに抵抗がない人ほど、この空間をうまく生かせる傾向があります。
家づくりで2階リビングにバルコニーを付ける理想的な間取り実例5選

2階リビングとバルコニーを組み合わせる間取りは、暮らしの快適さや使い勝手に大きく影響します。
ただ設置するだけではなく、家事動線・日当たり・視線の抜けなどを意識した配置が重要です。
そこで「家づくりで2階リビングにバルコニーを付ける理想的な間取り実例5選」をまとめました。
実際の間取り例を通して、後悔しない工夫やアイデアを具体的に紹介します。理想の住まいづくりに役立つ事例として、ぜひチェックしてみてください。
南向き2階リビングと横並びバルコニーの明るい間取り
南に向けて2階リビングをつくり、そのまま横にバルコニーを並べると、家の中がぐっと明るくなります。
光がよく入る方角なので、昼間は照明をつけなくても過ごせる時間が長く、家の空気もどこか軽く感じられます。実際、南向きの採光は人気が高く、日照時間を確保しやすいことが理由としてよく挙げられています。
リビングの前にバルコニーを同じ向きで配置すると、光と風がまっすぐ室内へ届きます。途中に遮るものがないため、明るさがしっかり保たれ、窓を開ければふわっと風が抜けていきます。
建築会社の紹介例でも、南側に2階リビングとバルコニーをセットにした間取りは、住まい全体の快適さにつながると案内されていました。
たとえば晴れた日にカーテンを軽く開けるだけで、リビングとバルコニーの境目がゆるんで、一つの広い空間のように感じられます。洗濯物も乾きやすく、外の気配が生活のリズムを心地よく整えてくれるような感覚があります。
南向きの2階リビングとバルコニーの組み合わせは、住まいの明るさを大事にしたい人にはとても相性が良いレイアウトです。周囲の建物の高さや、夏の日差しの強さといった点をチェックしながら、暮らしやすいバランスを見つけてみてください。
キッチン横からすぐ出られる家事ラク動線のバルコニー
「キッチンのすぐ隣にバルコニーがある間取りにして、本当に正解でした」──これは実際に注文住宅を建てた人の声です。家事のなかでも「洗濯」は意外と移動が多く、洗ってから干すまでの距離が長いだけで負担はぐっと増えます。
キッチンや洗面室からバルコニーまでの距離をできるだけ短くすれば、洗濯物を持って階段を上り下りする必要もなく、調理中のちょっとしたスキマ時間にも洗濯が完了します。特に共働きや子育て世帯には、無駄な動きが減るだけで家事のストレスが軽くなったと感じる人が多いです。
たとえば、2階リビングに隣接したキッチンの窓からそのまま出られるバルコニーなら、洗濯物の干し忘れに気づいたときもすぐに対応できますし、突然の雨にもすぐ取り込めます。これは朝の忙しい時間にこそ違いが出る間取りの工夫です。
毎日の家事を効率よくこなすためには、間取り選びがとても大切です。キッチン横から直接出入りできる動線を確保するだけで、家事が思いのほかスムーズになり、「バルコニーを付けて後悔した」という声はほとんど聞かれなくなります。
家づくりで迷っているなら、まずは動線を中心に設計を考えてみてはいかがでしょうか。
屋根付きバルコニーで雨の日も洗濯しやすい2階リビング
「今日は雨か…また部屋干しかな」。そんな天気に左右される毎日の洗濯、少しでもラクにしたいなら、2階リビングに屋根付きバルコニーという選択は本当に助けになります。
というのも、屋根や囲いがあるバルコニーがあれば、急な雨や強風、花粉、黄砂といった外の影響をぐっと軽減できるからです。たとえばYKK APによると、こうした屋根付き空間があれば、天候や季節を気にせず外干しできるメリットがあるとされています(出典:YKK AP公式サイト)。
また、スーモカウンターの実例紹介でも、インナーバルコニーを活用した家庭が「洗濯の自由度が上がった」と話しており、忙しい日常の中で頼もしい存在になっているのがうかがえます。
実際、キッチンや水回りの近くにこうしたバルコニーを設ければ、洗濯から干すまでの動線もスムーズ。夜に洗濯しても、朝にバルコニーへサッと出て干せるし、出勤中に急な雨が降っても濡れにくい。共働きや子育て世代の方にとっては、とても実用的な設備だと感じます。
家づくりでは「映える間取り」や「広さ」だけでなく、暮らしやすさも大切にしたいもの。もし「洗濯物で後悔したくない」と考えているなら、屋根付きバルコニーは心からおすすめしたい工夫のひとつです。
通りからの視線をさえぎる壁付きバルコニーの間取り
バルコニーの設計でよくある悩みのひとつが「外からの視線が気になって落ち着かない」というものです。特に道路に面した家や、住宅が密集したエリアでは、人目が常に気になるという声が多く聞かれます。
そんなときに有効なのが、視線をカットできる“壁付きバルコニー”の間取りです。たとえば、高さ150cm前後の壁を設けることで、通行人や隣家からの視線をしっかり遮断できます。※
周囲の目を気にせず洗濯物を干せるのはもちろん、ちょっと外に出て一息つくような時間も格段に快適になります。
「外から見えないけど、風と光はきちんと入る」そんな空間がつくれれば、バルコニーは洗濯物干しだけでなく、家族が安心してくつろげる場所にもなります。目隠しに植栽や格子を取り入れると、圧迫感を抑えながら自然な雰囲気も演出できます。
家づくりでプライバシーを重視するなら、バルコニーに高めの壁や囲いを設ける設計は非常におすすめです。「バルコニーを作ったけど、結局外に出なくなった…」と後悔しないためにも、周囲との距離感や視線の通りを間取りの段階から丁寧に検討しておくことが大切です。
ダイニングとバルコニーが一列に並ぶ外ごはん向きの間取り
ダイニングとバルコニーが横並びの間取りは、家で過ごす時間にちょっとした贅沢を加えてくれます。特に外で食事を楽しみたいと考えている家族にとって、この配置は驚くほど実用的です。室内で料理の準備をしてから、そのままバルコニーへ運ぶだけ。たった数歩で“外ごはん”が叶います。
実際に、ダイニングとバルコニーが隣り合う間取りでは、テーブルセットを出してランチやコーヒータイムを楽しむ家庭も多く見られます。朝のひとときに外の空気を感じながらパンを頬張ったり、夕方に子どもと一緒におやつを楽しんだり。非日常のような時間が、日常の中に自然と溶け込みます。
料理や片付けの導線もシンプルで、準備も後片付けも手間なくこなせるため、頻繁に活用しやすいのもポイントです。バルコニーを“眺めるだけの空間”ではなく、“使える空間”にしたいなら、ダイニングと横並びの設計は非常におすすめです。家で過ごす時間を、もっと豊かに、もっと楽しくしてくれる間取りです。
2階リビングにバルコニーを付けて後悔しないための事前対策5選

2階リビングにバルコニーを設けると、暮らしが快適になる一方で思わぬ後悔につながるケースもあります。
後になって後悔しないためにも、事前の検討や家族間の共有が大切です。
ここでは「2階リビングにバルコニーを付けて後悔しないための事前対策5選」として、実際の住まいづくりで押さえておきたい具体的な準備ポイントを紹介します。
バルコニーの使い道と使う頻度を家族で具体的に決めておく
2階リビングにバルコニーを付けるか迷うとき、最初に考えたいのは「家族がどんな目的でどれくらい使うのか」です。ここを曖昧にしたまま進めてしまうと、せっかく作ったスペースが思ったほど活躍せず、後悔につながりやすいからです。
実際、バルコニーの使われ方は家庭によって驚くほど違います。毎日の洗濯物を外に干したい家もあれば、週末の布団干しだけで十分という家もあります。ちょっとしたガーデニングを楽しみたい人、夕涼みの時間をつくりたい夫婦など、用途はさまざまです。
生活スタイルに合わない広さや動線になってしまうと、「こんなはずじゃなかった」と感じる場面が出てきます。
たとえば、「休日は必ず布団を干す」「大物の洗濯を外で乾かしたい」など明確な希望があれば、バルコニーの奥行きや配置も変わります。一方で、外干しは週に数回だけという家庭なら、大きなスペースを確保しなくても快適に使えます。家族の生活リズムを一度ざっくり洗い出すだけで、必要なサイズや位置が自然と見えてきます。
こうした話し合いをしておくと、完成後の暮らしが想像しやすくなります。バルコニーは“あると便利”に見えて、実は生活との相性がはっきり出る場所です。だからこそ、家族全員で用途と頻度を共有しておくことが、後悔しない住まいづくりの近道になります。
※プロと一緒に家づくり
室内干しスペースなどバルコニー以外の方法も比べて本当に必要か見直す
「せっかく作ったのに、ほとんど使ってない」。
バルコニーでよく聞かれる後悔のひとつがこれです。洗濯物を干すために設置したはずが、実際には天候や花粉、PM2.5などの影響で使わなくなってしまうケースが少なくありません。
最近では、浴室乾燥やランドリールームなど、室内で洗濯物を干す環境を整える家庭が増えています。たとえば、共働きの家では天気のタイミングを気にせず洗濯できる室内干しの方が、圧倒的に実用的です。
しかも、室内干しなら風の強い日や黄砂の時期でも安心して干せます。
とはいえ、「太陽の光でふとんを干したい」「週末だけ外で干したい」という希望があるなら、バルコニーも意味があります。ですが、設置ありきではなく、室内干しや乾燥機と比べたうえで「本当に使うのか」「どのくらい使うのか」を家族で話し合ってから判断することが大切です。
何となくで決めてしまうと、メンテナンスの手間や建築コストだけが残ることになりかねません。毎日の暮らしを少し想像してみてください。外干しが必要な場面は、どのくらいありますか?その答えが、バルコニーの必要性を見極めるヒントになります。
※間取りプラン
1階の部屋が暗くならないか図面や日当たりを事前によく確認する
2階リビングにバルコニーを付けるときに見落としやすいのが、「その下の1階がどれだけ日当たりの影響を受けるか」という点です。とくに南側に張り出した大きなバルコニーは、光を遮り、1階が思った以上に暗くなってしまうケースが多くあります。
せっかく明るい家を目指して設計していても、暮らし始めてから「昼間なのに照明をつけないと暗い」「冬場は部屋が冷えて寒い」と気づくことは少なくありません。
とくに寝室や子ども部屋が1階にある場合、日差しが入りづらいと湿気もこもりやすく、快適さを損ねてしまうこともあるのです。
こうした後悔を避けるためには、設計の段階で日照シミュレーションを使った検証をおすすめします。図面上だけでは分からない光の入り方や、季節による変化を立体的に確認できるので安心感が違います。
併せて窓の高さや位置、天窓の採用などで、暗さをカバーする工夫も検討しておくとより確実です。
暮らし始めてから「もう少し考えておけばよかった」と思わないためにも、バルコニーの配置と1階の採光はセットで丁寧に検討することが大切です。建物全体のバランスを見ながら、納得できる住まいを目指しましょう。
通りや隣の家からの視線を考え手すりの高さや目隠しの計画をしておく
家を建てた後に「まさかこんなに見えるとは…」と驚くケースが意外と多いのが、2階バルコニーの視線問題です。道路側や隣家が近い場所にバルコニーをつくるなら、どこからどう見えるかを一度立ち止まって考えてみることがとても大切です。
なぜなら、せっかく作ったバルコニーでも、外からの目線が気になって洗濯物を干しにくい、くつろげない、子どもを安心して遊ばせられない…といった悩みに繋がるからです。
実際、多くの施工例では視線を遮るために「目隠しルーバー」「高さのある手すり」「すりガラスパネル」などを上手に活用しています。
たとえば、手すりの高さを180cmほどに設定すれば、地上や隣の窓からの視線をかなり防げます。さらに、ルーバータイプのフェンスなら風通しは確保しながらも中は見えにくく、圧迫感も抑えられます。こうした細やかな配慮があると、バルコニーは“使える空間”として活きてくるのです。
バルコニーは“外”であると同時に“住まいの一部”。誰にも見られずに過ごせるからこそ、洗濯も、食事も、ちょっとした読書も、気兼ねなく楽しめます。設計段階でプライバシーへの配慮をしっかり考えておくことが、後悔しない家づくりにつながります。
洗濯や家事の動きを考えて水回りをできるだけ同じ階にまとめておく
洗濯や掃除、炊事といった日々の家事を少しでもラクにこなしたいなら、洗濯機や浴室、キッチンなどの水回りは、できる限り同じ階に配置するのが理想です。とくに2階リビングにバルコニーをつくる間取りでは、この動線設計が後悔を左右する大きな分かれ道になります。
たとえば洗濯の一連の流れを見てみると、洗う・干す・取り込む・畳む・しまうといった動作が連続して発生します。これらを上下階で分断してしまうと、そのたびに階段を往復する必要が出てきてしまい、毎日積み重なって大きな負担になります。体力的にも効率的にもムダが多くなってしまうのです。
一方で、洗濯機を2階に配置し、すぐ隣にバルコニーを設ければ、洗濯動線が短くシンプルになります。さらに、キッチンや浴室も同じ階にあれば、家事全体の流れが整い、慌ただしい朝の時間や雨の日でもスムーズに対応できます。
設計段階で「家事の動き」を一度イメージしてみることが、住んでからの満足度を大きく左右します。「動線をまとめる」だけで、日々の家事がずいぶんラクになると感じるご家庭は非常に多いです。だからこそ、リビング階に水回りを集めることを優先的に検討してみてください。
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【Q&A】家づくりで2階リビングのバルコニーに関するよくある質問

最後に家づくりで2階リビングのバルコニーに関するよくある質問をまとめました。
家づくりの現場でよく挙がるリアルな疑問をわかりやすく解説していきます。これから注文住宅を計画する方にとって、納得のいく判断材料になれば幸いです。
バルコニーは固定資産税に含まれますか?
「固定資産税が高くなるかも…」と不安になる人は少なくありませんが、実はバルコニーの造りによって課税の有無が変わってきます。
たとえば、屋根があって三方向以上を壁やパネルで囲った“部屋のようなつくり”になっている場合は、固定資産税の課税対象になることがあります※。
一方、オープンな形のバルコニーであれば、延床面積に含まれず非課税扱いになるケースも多いです※。
各自治体の判断基準には差があるため、後悔しないためには家の設計段階で市区町村の税務課やハウスメーカーに事前確認しておくのが安心です。
広いバルコニーを作って本当に後悔しない?
「せっかくだから広く作ろう」と思っても、あとから「思ったより使わなかった…」と後悔する声は少なくありません。
広いバルコニーは、建築費や防水工事のコストが上がるだけでなく、掃除や日々の手入れも大変になります。実際に“物干しと物置だけで終わってしまった”というケースもよく見られます。
外で食事をしたり、趣味のスペースとして活用したり、明確な使い道が決まっていれば話は別ですが、なんとなくの「広さ」は不要な出費につながる可能性があるため注意が必要です。
2階リビングで広いバルコニーは必要なの?
答えは「人によります」。
最近は花粉やPM2.5が気になる人も多く、室内干しをメインにしている家庭も少なくありません。洗濯物を干すためだけに広いバルコニーを作ったものの、結局ほとんど使わず、掃除や維持だけが負担になったという話はよくあります。
一方、家族で外ごはんを楽しんだり、ガーデニングをしたりと積極的に外を使いたい人にとっては、広さが生活の質に直結することも。大切なのは「自分たちの暮らしに本当に必要かどうか」を見極めることです。
バルコニーに屋根はいらないって本当なの?
バルコニーに屋根が必要かどうかは、「何を優先するか」によって判断が分かれます。
屋根を付ければ雨の日でも洗濯物が干しやすく、バルコニーや窓まわりの劣化も防げます。ただし、その分だけ日差しを遮ることになるので、リビングが暗くなったり、冬の暖かい日差しが入らなくなるというマイナス面もあるのです。
屋根付きで後悔したという声もあれば、つけてよかったという意見も。方角や周辺環境を踏まえ、日照シミュレーションなどを使って設計者と相談するのが失敗を防ぐカギです。
屋根なしバルコニーの雨や日差しのデメリットは?
屋根がないバルコニーは開放的で人気ですが、雨や日差しの影響は想像以上に大きく、後悔につながることがあります。
雨が吹き込むと床が濡れやすく、防水部分の劣化につながる例も報告されています。真夏は手すりや床が高温になり、2階リビング自体の温度が上がってしまうこともあります。
ただ、屋根を付けると今度は採光が落ちるので難しいところです。もし屋根なしのスッキリした見た目を優先するなら、オーニングやシェード、ほどよい長さの庇などで“必要な部分だけ”日差しや雨を避ける工夫を足すと使いやすさが大きく変わります。
まとめ:2階リビングにバルコニーを付けると後悔したデメリットと事前対策
2階リビングにバルコニーを付けると後悔したデメリットと事前対策をまとめてきました。
改めて、2階リビングにバルコニーを付けると後悔した8つの理由(デメリット)をまとめると、
- 2階まで洗濯物を運ぶのが大変で毎日の家事が重くなる
- バルコニー分の建築費や税金が増えて予算を圧迫してしまう
- 砂ぼこりや鳥のフンで汚れやすくバルコニー掃除が終わらない
- 防水の劣化で雨漏りし高額な修理費がかかる心配がある
- 2階バルコニーの影で1階部分が暗くジメジメした印象になりやすい
- 想像より使わず洗濯物や物置だけのスペースになってしまう
- 手すりからの転落など子どもの安全面が不安になりやすい
- バルコニーを付けたぶん室内のリビングや他の部屋が狭くなる
そして、2階リビングにバルコニーを付ける際の5つのポイントもまとめると、
- 2階リビングにバルコニーを付けると、1階の日当たりや湿気に影響するため、設計段階で図面と採光を要確認
- 通りや隣家からの視線対策として、目隠しフェンスや高めの手すりを設けるとプライバシーを守りやすい
- 洗濯や家事の動線を考慮し、水回りを同じ階にまとめると日々の家事が格段にラクになる
- 2階リビング+バルコニーの間取りで後悔を減らすには、実例や他人の失敗談を参考にして比較検討することが大切
- 間取りや家事動線に不安がある場合は「タウンライフ家づくり」でプロに無料相談すると、後悔を未然に防ぎやすい
2階リビングにバルコニーを設ける際は、「日当たり」「視線」「家事動線」など多くの要素が絡み合い、うまく設計しないと後悔する可能性があります。
理想だけで決めず、具体的な生活イメージと照らし合わせながら計画を立てることが大切です。
そして何より「2階リビングにバルコニーを付けて後悔」を防ぐには、事前の情報収集とプロの意見を取り入れるのが近道です。






