お風呂はカウンターなしだと後悔する？６つのデメリットと間取りで失敗しないための事前対策

「お風呂はカウンターなしだと後悔する？」

「なくても良い？後悔しないためにはどんな対策が重要？」

「お風呂にカウンターを付けるかどうか」で迷っていませんか？

せっかくの注文住宅だからこそ、後悔のない間取りにしたいという気持ちは誰もが同じです。

特に「お風呂はカウンターなしだと後悔した」という言葉が気になって調べ始めた方は、実際に使い始めてからの不便さが不安なのではないでしょうか。

そこで本記事では、お風呂はカウンターなしだと後悔するパターンとそうでないケースを具体的に紹介し、暮らしに合った選択ができるヒントをお伝えします。

【先に結論】お風呂はカウンターなしだと後悔する？

お風呂を「カウンターなし」で設計した人の中には、思ったより不便で後悔しているケースもあれば、「掃除がラクになって快適」という声もあります。つまり、後悔するかどうかは、家庭ごとの使い方次第なんです。

たとえば、毎日ボトル類を何本も使うご家庭や、小さなお子さん、高齢の親御さんと同居している場合、カウンターがないと一時的に物を置く場所がなくて不便に感じる場面が出てきます。洗顔料、風呂桶、タオルなどの一時置きができないと、床に直置きせざるを得なくなり、その結果、カビやヌメリの原因になることもあります。

一方で、シンプルな暮らしを心がけている方や、マグネット収納を活用できる浴室なら、「むしろカウンターがない方が掃除しやすくていい」という意見も少なくありません。実際に各メーカーの公式サイトでも、外せるカウンターの掃除方法を案内しているほど、日々の掃除に手間がかかることは共通の悩みなんですよね。

また、浴室の壁にマグネットがつくタイプであれば、収納の位置を自由に変えられるというメリットもあります。これなら、家族の成長やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。

要するに、カウンターの「ある・なし」はどちらが正解というより、「自分の暮らし方に合っているか」が大切です。後悔しないためには、普段のお風呂の使い方をしっかりイメージしてから決めるのが一番のポイントだと感じます。

お風呂はカウンターなしだと後悔した６つのデメリット

注文住宅を検討している方の中には、「お風呂はカウンターなしでも問題ないのでは？」と感じている方も多いかもしれません。

しかし、実際に暮らし始めてから「やっぱりカウンターを付ければよかった」と後悔する声が少なくありません。

そこで「お風呂はカウンターなしだと後悔した６つのデメリット」では、収納の不便さや掃除の手間、入浴時の使い勝手の悪さなど、見落としがちなポイントを具体的に紹介します。

家族構成や生活スタイルによっては、将来的な使いづらさに繋がることもあるため、後悔しない家づくりのために事前にしっかり確認しておきましょう。

シャンプーボトルの置き場が決まらず散らかる

お風呂にカウンターがないと、意外と悩ましいのがシャンプーボトルなどの置き場所です。

最初は「床に置けばいいかな」と軽く考えていても、いざ使い始めると、あっという間に浴室がごちゃついた印象になってしまいます。

というのも、ボトル類を床に直置きすると、家族の人数が多いほど種類も本数も増えていき、いつの間にか足元がボトルだらけに。使うたびにどれが誰のか分かりづらくなり、入浴中に立ったりしゃがんだりする手間も増えます。

実際に、住宅関連サイトの調査でも、カウンターなし浴室での不満として最も多かったのが“物の置き場がない”ことでした。

散らかった浴室は清潔感がなくなるだけでなく、掃除の頻度も上がり、日常的な負担に直結します。壁にマグネット収納をつける方法もありますが、素材によっては設置できない場合もあり、後付けでの対処には限界があります。

「最初からカウンターをつけておけばよかった…」という声が多いのも、この置き場問題が原因になっているケースが目立ちます。今後の暮らしを考えると、見た目のスッキリ感よりも“使いやすさ”を優先すべき部分かもしれません。

洗顔やボディケアの道具を一時置きできない

お風呂にカウンターがないと、意外な場面で「置き場、ないじゃん…」と困る瞬間が出てきます。特に、洗顔フォームやスクラブ、ボディミルクなど、使ってすぐに片手で置いておきたいものって結構あるんですよね。

カウンターがあれば、濡れた手でもパッと置ける安定した場所があって、洗っている途中でもスムーズに動けます。でも、それがないとどうなるか。多くの人が浴槽のフチや床に仮置きしてしまって、滑って倒れたり、水が中に入って中身が劣化したり…。整理するつもりでも、結局ごちゃごちゃして掃除の手間も増えてしまいます。

もちろん、マグネット収納や吸盤の棚で代用することは可能です。最近は見た目も使い勝手も優れたアイテムが豊富で、工夫次第でかなり快適になります。ただし、それは事前に準備していればの話。あとから「やっぱり置き場がほしかった…」と後悔する声も、実際によく見かけます。

家づくりの段階では見落とされがちですが、毎日使う洗顔やケア用品の“ちょい置きスペース”こそ、暮らしの快適さに直結するんです。見た目のスッキリさも大事ですが、使い勝手とのバランスを冷静に考えて選んでみてください。

床に直置きが増えてヌメリやカビが出やすい

「お風呂にカウンターはなくてもいいかな」と考えていたけれど、実際に暮らしてみてから「やっぱり必要だったかも」と感じる場面。そのひとつが、シャンプーボトルや洗面器などを床に置く機会が増えてしまうことです。

お風呂の床って、常に湿気がこもりがちですよね。そこにボトルを直置きすると、底の部分が乾きづらくなり、気づけばピンクのヌメリや黒カビがじわっと広がっていた……そんな経験、少なくありません。

実際、カビが発生しやすいのは湿度70％以上・気温20～30℃前後の環境と言われていて（出典：参考資料）、日本の浴室はまさにその条件にぴったり当てはまるんです。

たとえば、「掃除の頻度は週に1回で済ませたい」という人にとって、床置きのアイテムが多いお風呂はかなり厄介です。ひとつひとつ持ち上げて、裏側をチェックして……と、地味に手間がかかりますし、カビができたあとでは取るのも一苦労。

実はこの“ヌメリ”の正体、菌のかたまりなんですよね。見た目が悪いだけでなく、衛生的にもあまり良くない状態です（出典：お風呂掃除のコツ）。

だからこそ、カウンターがないお風呂を選ぶ場合には、最初から収納の工夫を計画しておくことがすごく大事なんです。マグネットで壁に浮かせて収納するグッズや、水が切れるバスラックなど、床に触れずに済むアイテムを活用すれば、ヌメリやカビの発生をぐっと減らせます。

カウンターをなくしてスッキリ見せたいなら、こういったひと工夫が快適な浴室づくりのカギになります。

風呂桶にお湯をためるとき姿勢がつらい

お風呂にカウンターがないと、「ちょっと不便だな」と感じやすいのが、風呂桶にお湯をためるときです。しゃがんだり腰をかがめたりする姿勢が毎日続くと、思った以上に体に負担がかかります。

例えば、床に置いた洗面器にシャワーでお湯を入れるとき、腰をしっかり曲げて、しかもバランスを取りながら操作しないといけません。これが意外としんどい。特に腰痛持ちの方や、年配のご家族がいる場合は、ちょっとした動作が「入浴が億劫になる」きっかけにもなり得ます。

実際、カウンターがあるタイプの浴室では、バスチェアに腰かけた状態で洗面器を置きやすく、無理のない姿勢でお湯を使えるようになっています。高すぎず低すぎず、ちょうどいい位置に物が置けるだけで、日々の入浴はぐっと快適になるんですね。

もちろん、カウンターなしでも工夫次第でどうにかできますが、そもそも毎日の動作が楽になるなら、最初からカウンター付きにしておく方が結果的にストレスは少なくなるかもしれません。

ショールームで立ったり座ったりして確かめてみると、判断もしやすくなりますよ。

子どもや高齢者の入浴補助で物を置けず困る

お風呂にカウンターがないと、子どもや高齢の家族の入浴を手伝うとき、ちょっとした道具を置くスペースがなくて意外と困る場面が出てきます。実際に介助する側からすると、石けん、タオル、ボディスポンジなど、すぐ手に取りたい物が意外と多く、置き場が確保されていないと動作が中断されてしまいます。

例えば、小さな子どもを洗っている途中で泡だらけの手のまま床に置いたシャンプーを拾うのは、思った以上に不便です。高齢者の介助中も同じで、片手で支えながらもう片方の手で道具を扱うのに、置き場がないといちいち浴室外に取りに行く羽目になるケースもあります。

実際、介護リフォーム関連の調査でも「浴室内に物を置くスペースがないことが介助のストレスになっている」との声は少なくありません。

もちろん、マグネット式の収納やラックで代用することはできますが、安定感に欠けるものも多く、子どもがぶつかったりすれば転倒のリスクにもつながります。カウンターのように固定された平らなスペースがあれば、こうした心配は減り、介助者の身体的負担も軽くなります。

将来のことを考えると、「今は必要ない」と思っても、いずれ家族の状況が変わる可能性は十分にあります。だからこそ、設計の段階で一度立ち止まって、「物をどこに置いて、どうやって動くか」をシミュレーションしておくことが大切です。

カウンターを設けることで得られる余裕は、想像以上に大きいかもしれません。

※アドバイスもらいたい

後からカウンターを付けたくなると費用がかかる

「やっぱりカウンターを付けておけばよかった」と感じたときには、すでに遅いかもしれません。というのも、後から浴室にカウンターを取り付けようとすると、予想以上にコストがかさむからです。

実際、ユニットバスに後付けできる専用のカウンターは数千円から販売されていますが、それだけで済むとは限りません。工事の必要があれば、設置費用が数万円単位で追加になることも珍しくないのです。

たとえば一部の業者では、商品代とは別に施工費が3～8万円ほどかかる例も報告されています。

なぜそんなに費用がかかるのかというと、浴室の壁材や構造によっては、防水処理や取付金具の加工が必要になるケースがあるためです。単純にネジで留めるだけでは済まない場合もあり、専門業者による現場確認や、工事が必要になることもあります。

LIXILなど一部のメーカーでも、後付け可能なカウンターを販売していますが、「自己責任での施工が必要」と注意書きがあるほどです。

たとえば家づくりの段階で「カウンターはいらない」と判断した家庭が、住み始めてから収納不足や使いづらさを実感し、後から設置を検討するケースはよくあります。その際に、「こんなに費用がかかるとは思わなかった」と感じてしまう方が多いのです。

だからこそ、これから間取りや設備を考える方には、「将来的に後悔しそうかどうか」をよく考えておくことをおすすめします。最初からカウンターを設置しておけば、余計な出費を避けられますし、何より暮らしの快適さにもつながります。

後悔してない？お風呂はカウンターなしでも良かった理由

お風呂はカウンターなしだと後悔するという声がある一方で、実際に住み始めてから「付けなくて正解だった」と感じている家庭も多くあります。

具体的にお風呂はカウンターなしでも良かった理由としてよく挙がるのは、掃除のしやすさや見た目のすっきり感、洗い場を広く使える点です。

家づくりや注文住宅を考える際には、デメリットだけでなく、カウンターなしならではのメリットも知ることが大切です。

ここからは、カウンターを設置しなかったことで満足している理由を具体的に紹介します。

掃除する場所が減って毎日の手入れが楽になる

お風呂をカウンターなしにして良かったと感じる人が多い理由は、毎日の掃除が想像以上に楽になる点です。カウンターがある浴室は、表から見えない裏側やつなぎ目に汚れがたまりやすく、気づかないうちに水垢やカビの温床になります。

実際、カウンター周辺は浴室の中でも掃除が面倒だと感じやすい場所です。

一方でカウンターをなくすと、浴室内の凹凸が減り、壁と床をさっと洗うだけで掃除が終わりやすくなります。しゃがんでブラシを入れたり、細い隙間を気にしたりする必要がほとんどありません。

忙しい平日でも短時間で手入れができるため、「掃除しなきゃ」という気持ちの負担が軽くなります。

特に共働き家庭や子育て中の家庭では、お風呂掃除にかかる時間を減らせることは大きなメリットです。毎日使う場所だからこそ、掃除のしやすさは積み重なって効いてきます。

お風呂はカウンターなしだと後悔するのではと不安に感じる方もいますが、掃除の手間を重視する人にとっては、後悔しにくい選択肢だと言えるでしょう。

見た目がすっきりしてお風呂が広く感じやすい

カウンターをなくしたお風呂は、とにかく視界がスッと抜けて、想像以上に開放感があります。特に広さに限りのあるユニットバスでは、カウンターがあるだけで空間が分断されてしまい、どこか“狭さ”を感じる要因になりがちです。

実際、LIXILやTOTOなどの住宅設備メーカーが提案するミニマルデザインの浴室プランでも、「余計なものを省くことで、空間を広く見せる工夫」が積極的に取り入れられています。

人は、壁や床が途切れずにつながっていると、空間がより大きく見えるという錯覚を起こしやすいといわれています。つまり、カウンターがないことで視線の妨げが減り、浴室全体を一つの広い面としてとらえやすくなるのです。これはまさに“余白の力”です。

たとえばカウンターなしで設計した浴室では、「朝から気持ちがスッキリする」「圧迫感がないからストレスを感じにくい」といった声も多く、暮らしの満足度にも直結している様子がうかがえます。

もし「お風呂をできるだけ広く見せたい」「狭さを感じたくない」という思いがあるなら、カウンターを思い切って省いてみるのも立派な選択肢です。単なる機能性ではなく、毎日過ごす空間としての“心地よさ”を優先して考えることで、後悔の少ない家づくりに一歩近づけるはずです。

洗い場が広く使えて家族で入っても動きやすい

カウンターのないお風呂にして良かったと感じる理由の一つに、「空間が広く感じられて、家族でもゆったり使える」という声があります。実際に使ってみると、カウンターがない分だけ洗い場が広くなり、大人と子どもが並んで座っても窮屈にならず、身動きがとりやすいのです。

そもそもカウンターは便利な反面、それなりの奥行きを持ち、空間を削ってしまう存在でもあります。特に1坪サイズの浴室では、わずかな出っ張りが動線を邪魔してしまうことが少なくありません。小さなスペースでこそ、数センチの余裕が快適さにつながります。

実際、ある建築コラムでは「洗い場を広く確保したい場合は、カウンターなしの方が合理的」と紹介されています。子どもの体を洗っている間に親が隣でシャワーを使う、そんなシーンでも手狭さを感じずに済むのは嬉しいポイントです。

これから家を建てるなら、家族の入浴スタイルを思い浮かべながら、カウンターの有無を検討してみると良いでしょう。無理にすべてを最初から備えず、必要に応じて後から工夫する方が、結果的に満足のいく空間になることもあります。

使う物だけマグネット収納で好きな場所に置ける

浴室にカウンターがないと、「物をどこに置こう？」と不安になるかもしれません。けれど実は、マグネット収納を使えば、その悩みは意外とあっさり解決できます。

最近では、磁石がくっつく壁パネルを採用したユニットバスが増えていて、好みの位置にシャンプーやボディソープを浮かせて収納できるアイテムが豊富にそろっています。

中でも人気があるのが、山崎実業の「towerシリーズ」や、楽天やAmazonなどでよく見かけるシンプルなマグネットラック。必要なものだけを必要な場所にレイアウトできるため、浴室がスッキリ片付きます。床にボトルを直置きしないことで掃除もラクになり、ぬめりやカビも防げて一石二鳥です。

「カウンターがないから不便」というのは昔の話かもしれません。今はマグネットを使った“自分仕様”の収納で、家族構成やライフスタイルに合わせた使いやすいお風呂づくりができます。

家づくりの段階で、浴室の壁に磁石が使えるかどうかを確認しておくと、後悔のない選択につながります。気持ちよく整った空間が、毎日の入浴をもっと心地よくしてくれますよ。

ぶつかる所が減って子どもでも動きやすくなる

お風呂をカウンターなしにして良かったと感じる理由として、「子どもが動きやすくなった」という声は少なくありません。浴室にカウンターがあると、大人には気にならない高さや出っ張りでも、子どもにとってはぶつかりやすい場所になります。

特に体を洗っている最中や立ったり座ったりする動きの中で、角に腕や体を当ててしまう場面は意外と多いです。

一方で、カウンターをなくすと浴室内の凹凸が減り、洗い場が一続きの空間になります。視界を遮る物が少なくなるため、親が見守りやすく、子ども自身も安心して動ける環境になります。

実際に、カウンターなしの浴室は動線がシンプルになり、転びそうになったときでも体をぶつける場所が少ない点が評価されています。

小さな子どもは大人よりバランスを崩しやすく、滑りやすい床では特に注意が必要です。出っ張りの少ない浴室は、そうしたリスクを抑える意味でも有効です。安全面を重視した家づくりを考えるなら、カウンターを付けない選択は、後悔しにくい判断の一つと言えます。

暮らしの変化に合わせて収納の形を変えやすい

浴室にカウンターがないと不便そうに感じるかもしれませんが、実は「暮らしの変化に合わせて収納を柔軟に変えられる」というメリットがあります。子どもの成長や家族構成の変化にあわせて、収納のレイアウトを調整できるのはとても助かります。

たとえば、小さなお子さんがいるうちは、低い位置にシャンプーラックやおもちゃを配置し、成長したら必要なものを減らして位置も高くするなど、自由度の高い収納が可能です。吸盤やマグネットタイプのバスラックを活用すれば、取り外しも設置も簡単。市販のグッズだけでも十分に対応できます。

実際にSNSや口コミでは、「後付け収納で十分だった」「掃除がしやすくなった」といったポジティブな声が多く見られます。収納を暮らしに合わせて変えられることで、家族全員が快適に過ごせる空間づくりがしやすくなります。

お風呂にカウンターを設けるか迷っているなら、「固定の収納」よりも「動かせる収納」に注目してみるのも一つの選択肢です。暮らしは年々変わっていきます。

だからこそ、自由に変えられる収納が、長い目で見て後悔しにくい理由の一つになるのではないでしょうか。

結局どっち？お風呂はカウンターなしでも後悔しない人の特徴

お風呂のカウンターを付けるかどうか悩んでいる場合、「カウンターなしでも後悔しない人の特徴」を知ることで判断しやすくなります。

実際にお風呂のカウンターを省いたことで満足している家庭には共通点があります。

ここでは、そうした人たちがどのような暮らし方や価値観を持っているのかを紹介し、自分の家庭に合うかどうかを見極める参考にしてください。

凹凸の少ないシンプルなお風呂が好みの人

浴室をすっきりと見せたい人にとって、カウンターのないお風呂は非常に魅力的です。無駄な凹凸がなく、視界に余計なものが入り込まないため、全体が広く開放的に感じられます。

実際、カウンターなしを選んだ家庭では、「空間が広くなったように見えて満足している」という声も多く聞かれます。

なぜそう感じるかというと、浴室内に凹凸があると、物がたまりやすく掃除の手間も増えるからです。特にカウンターの裏や継ぎ目は、水垢やカビの温床になりやすい場所。そういった悩みを避けたい人にとって、スッとしたフラットな空間は何よりも快適に映るのです。

仮に、1坪サイズの浴室であっても、カウンターがないだけで床まわりが広く使えて、動線がスムーズになります。掃除用のスポンジを手にしてサッと一拭きできるのも、凹凸のない設計ならではの利点です。

デザインや清掃性を重視したい方には、カウンターのない選択肢はじゅうぶん検討に値します。見た目の美しさと実用性、両方を満たした空間は、長く使う中で後悔の少ない選択につながっていきます。

マグネットや壁掛け収納を使うのが苦にならない人

お風呂にカウンターを設けず、すっきりとした空間にしたい場合、「収納は自分で工夫する」という意識を持っている人には特に向いています。マグネット式のラックやフックを活用すれば、必要な物を自分の使いやすい位置に設置できます。最近は、ユニットバスの多くがマグネット対応になっており、専用ラックの選択肢も豊富です。

実際に、LIXILやクリナップといった住宅設備メーカーも、マグネット収納を使った整理術を提案しています。壁に貼るだけでシャンプーやボディソープの置き場を作れ、掃除のたびに動かすこともできるので、使い勝手も清潔さも両立できます。

たとえばAmazonでは、磁石で簡単に取り付けられる「山崎実業」や「アガオウ」といったブランドの浴室用ラックが高評価を得ています。価格も3,000円前後と手ごろで、設置も工具不要。引っ越し後でもすぐ取り入れられるのが人気の理由です。

「見た目をすっきり保ちたい」「床に物を置きたくない」「その時々で収納を変えたい」――そんなニーズがあるなら、カウンターなしの浴室＋マグネット収納の組み合わせは、後悔のない選択になりやすいでしょう。

カウンターの有無で悩むよりも、自分で使いやすく変えられる柔軟さを優先する視点が、暮らしの快適さを左右するかもしれません。

子どもや高齢者の入浴サポートが少ない家庭

小さな子どもや高齢者の入浴を日常的にサポートしていないご家庭であれば、浴室にカウンターがなくても困ることは少ないでしょう。カウンターは、腰をかけたり、洗面器やバスグッズを仮置きしたりと便利な場面もありますが、サポートが不要であれば使用頻度は自然と下がります。

実際に、最近のバスルーム設計では「マグネット収納」や「浮かせる収納」が主流となっており、床に物を置かずに清潔さを保てる方法が多数紹介されています。浴室の凹凸が減ることで、掃除もぐっと楽になるという声も多く見られました。

たとえば、共働き世帯や夫婦だけの家庭では、入浴のたびに物を置く場所に困るような状況は起きにくく、カウンターがないことでかえって空間がすっきりし、開放感も生まれます。

浴室内での動線も確保しやすいため、家族構成によっては「最初からカウンターなしで良かった」という満足の声も多いのです。

お風呂の設備は、ライフスタイルや家族構成によって必要性が大きく変わります。小さな子や高齢の家族の入浴補助が想定されないご家庭なら、あえてカウンターを付けず、浮かせる収納や壁面の活用を前提にしたシンプルな設計を選ぶことで、掃除の手間も減り、空間も快適になります。

お風呂のカウンター有無で後悔しないための事前対策５選

お風呂をカウンターなしにして後悔するかどうかは、事前の確認で大きく変わります。

実際、住宅メーカーやリフォーム会社の事例を見ると、カウンターの有無そのものよりも、家族構成や使い方を想定できていなかったことが後悔の原因になるケースが多いです。

そこで重要になるのが「お風呂のカウンター有無で後悔しないための事前対策５選」を把握しておくことです。

入浴スタイルや収納方法を先に整理することで、「お風呂のカウンターなしで後悔」を防ぎやすくなり、満足度の高い浴室づくりにつながります。

次の項目から、その具体的な事前対策について詳しく解説していきます。

家族の入浴スタイルを整理してカウンターの要不要を決める

お風呂にカウンターを付けるかどうかで迷っているなら、まず考えるべきは「うちの家族はどうやってお風呂を使っているのか？」という基本の部分です。家族の人数や入浴のタイミング、誰がどんなアイテムを使っているか──こうした日常の行動を具体的に思い浮かべると、自然と必要な設備が見えてきます。

たとえば、小さな子どもがいて毎晩一緒に入る家庭なら、カウンターがあると一時的に物を置けて便利ですし、高齢の家族がいる場合もサポートがしやすくなります。

一方、全員がシャワーでサッと済ませるスタイルなら、むしろ掃除の手間が増えるカウンターは邪魔になるかもしれません。

実際、住宅会社の調査では、カウンターの有無による満足度は“生活スタイルと合っているか”で大きく差が出ると報告されています。つまり、どちらが正解というより、「わが家の使い方」に合っているかどうかがすべてです。

「どんな入浴スタイルか」「どんなものをどこに置くか」を紙に書き出して整理してみるだけでも、判断に迷いがなくなります。お風呂の設備選びは見た目や流行より、実際の暮らしとフィットしているかが何より大切です。

使うボトルの数を決めて必要な置き場の量を把握する

お風呂をカウンターなしにして後悔しないためには、普段使うボトルの数を先に決めておくことがとても重要です。シャンプー、トリートメント、ボディソープに加えて、洗顔料や子ども用の泡ソープなど、家庭によって浴室に置く物の数は大きく違います。ここを曖昧にしたままカウンターをなくすと、「思ったより置き場が足りない」と感じやすくなります。

実際、ボトルの数が多い状態で床に直置きすると、水はけが悪くなり、ヌメリやカビが発生しやすいと言われています。掃除の手間が増え、「お風呂はカウンターなしだと後悔した」と感じる原因になるケースも少なくありません。

一方で、使う物の数を絞ったうえで、壁掛けディスペンサーやシャワーフック付きのラックを選べば、カウンターがなくても十分に整理された状態を保てます。

例えば、家族全員が同じシャンプーを使う家庭と、個人ごとに使い分ける家庭では、必要な収納量がまったく異なります。入浴で使う物を一度すべて書き出し、「本当に浴室に必要な物」だけを残すことで、必要な置き場の広さが自然と見えてきます。

家づくりやリフォームの段階でこの整理をしておくと、収納計画が立てやすくなり、カウンターを付けるかどうかの判断もしやすくなります。結果として、見た目も使い勝手も満足できるお風呂に近づき、後悔を感じにくくなります。

浴室の壁にマグネットが付くか事前に確認しておく

お風呂にカウンターを付けない選択をしたなら、収納をどう確保するかが大きな課題になります。とくに最近は、マグネット収納を活用する人が増えていて、「壁にくっつくかどうか」が収納計画のカギを握ります。
　

多くのユニットバスでは、壁の裏に磁石がつく金属プレートが入っており、シャンプーラックやフックなどを自由に取り付けられるようになっています。たとえばLIXILやTOTOの製品では、公式に「マグネット対応」とうたっているシリーズも多く見られます（出典：LIXIL公式FAQ）。

ただし、すべての浴室が磁石に対応しているわけではありません。タイルや樹脂パネルなど、磁力が効かない素材が使われているケースもあります。その場合、マグネットラックは使えず、床置き中心の生活になってしまい、結局「カウンターをつけておけばよかった」と後悔することにもつながります。

事前に確認する方法はとてもシンプルです。冷蔵庫に貼ってある磁石などを持って浴室の壁に当ててみるだけ。くっつけば、マグネット式収納が使える可能性が高いと判断できます。

カウンターなしでお風呂場をスッキリ見せたい方にとって、壁の素材チェックはちょっとしたひと手間で後悔を防ぐ大切なポイントです。家づくりのタイミングで、設計担当者に一言「壁に磁石付きますか？」と確認するだけでも、その後の使い勝手が大きく変わってきます。

水栓やシャワーの位置をショールームで実際に使って確かめる

後から「失敗したかも」と感じやすいのが、水栓やシャワーの位置です。とくにカウンターを付けない選択をするなら、どこに水栓を付けるか、シャワーの高さがどのくらいなら使いやすいかといった点は、実際に体験してみないとわからない部分が多いのです。

カタログや図面を見て「この高さで問題ないはず」と思っていても、いざ毎日使ってみると「かがむのが大変」「子どもに合わせると自分が使いにくい」といった声は少なくありません。

とくにカウンターなしの場合は、床に座って使うスタイルが多くなるため、水栓の高さは使い勝手に直結します。

たとえばTOTOやLIXILのショールームでは、実物に座って高さや操作感を確認できます。シャワーヘッドの位置を変えたり、水栓レバーの動きや温度調整のしやすさを自分の手で試せるのは、図面だけでは得られない貴重な体験です。

図面上の数センチの違いでも、毎日の動作では大きなストレスになることもあります。「思っていたより遠くて手が届かない」「水が跳ねて不快」など、使ってから気づくことを未然に防ぐためにも、ショールームで実際に体を動かして確認することを強くおすすめします。

後付けできる範囲と費用を先に調べて逃げ道を作っておく

「カウンターなしでスッキリさせたい」と思っていたけど、いざ生活が始まると「やっぱりカウンター欲しかったかも…」と感じる方は、実は少なくありません。そんな後悔を減らすために、後から取り付ける選択肢がどこまで可能か、そして費用はどの程度かを先に調べておくことが、とても重要です。

というのも、後付け用のカウンターは市販されていますが、取り付けられるかどうかは浴室の仕様次第。

たとえばLIXILの対応製品は、壁の材質やスペースに条件があり、誰でも簡単に取り付けられるわけではありません。部材費は1万円台でも、設置に専門の工事が必要になると、数万円～十数万円の出費につながる可能性もあるのです。

実際に、リフォーム会社のサイトでも「後付けは技術的に可能でも、防水や強度の問題で大掛かりな施工が必要になることがある」と明言されています。もちろん、DIYで対応できるケースもありますが、その判断は現場を見てみないとわかりません。

だからこそ、家づくりやリフォームの打ち合わせ段階で、「もし後からカウンターを追加したくなったら、対応可能か？」と聞いてみることをおすすめします。あらかじめ“逃げ道”を確保しておけば、判断に迷ったときでも柔軟に対応できますし、無理に初期段階で結論を出す必要もなくなります。

「今は不要かもしれないけれど、将来的に必要になるかもしれない」──そんな曖昧な気持ちを持っている方ほど、この準備が後々の満足感を左右します。

お風呂はカウンターなしで後悔してしまった人向けの５つの対処法

お風呂をカウンターなしで設計した結果、実際に使ってみてから「思ったより不便だった」と感じるケースもあります。

そんなときに役立つのが「お風呂はカウンターなしで後悔してしまった人向けの５つの対処法」です。

簡単に取り入れられる改善策を知っておくことで、不満や使いづらさを最小限に抑え、快適なバスタイムを取り戻すことができます。

次に紹介する具体的な工夫を参考に、ストレスの少ない浴室環境を整えましょう。

マグネットラックでボトルの置き場を作る

お風呂をカウンターなしにして「やっぱり後悔したかも」と感じている場合、まず試してほしいのがマグネットラックの活用です。浴室の壁に磁石で取り付けるタイプの収納で、シャンプーやボディソープなどを壁に浮かせて置けます。実際にAmazonなどでも販売数が多く、山崎実業のマグネットバス収納シリーズは利用者が多い定番商品です。

カウンターがない浴室で困りやすいのが、ボトルを床に置くことで生じるヌメリや掃除のしにくさです。マグネットラックを使えば床に物を置かずに済むため、水はけが良くなり、毎日の掃除がぐっと楽になります。掃除の手間が減る点は、メーカーの公式サイトや実際の利用者レビューでも評価されています。

例えば、シャンプー・コンディショナー・ボディソープをそれぞれ分けて壁に設置すると、使う動線も自然になります。高さや位置を自由に変えられるため、大人と子どもで使いやすい場所を分けることも可能です。

浴室の壁がマグネット対応であれば、工事不要で取り入れられるのも大きなメリットです。カウンターを付け直すほどではないけれど不便さは解消したい、という人にとって、マグネットラックは現実的で失敗しにくい対処法といえます。お風呂をカウンターなしにした後悔を、無理なく減らせる選択肢です。

壁に付くディスペンサーで床置きを減らす

浴室にカウンターがないと、シャンプーやボディソープの置き場に悩む方が多くいます。そんなときに便利なのが、壁に取り付けられるディスペンサーです。床に物を置かずに済むので、掃除がしやすくなり、見た目もすっきりと整います。

実際に「お風呂はカウンターなしだと後悔」と感じていた人の中には、ディスペンサーを導入したことで、ぬめりやカビの悩みが大きく減ったという声も見られます。

このアイテムの最大の利点は、濡れた床にボトルを置かずに済むことです。水がたまりやすい浴室では、ボトルの底がヌルヌルしたり、掃除が面倒になりがちです。壁にディスペンサーを取り付ければ、そうした問題を根本から解決できます。吸盤や両面テープで設置できる製品も多く、賃貸住宅でも取り入れやすいのが魅力です。

実際にAmazonなどで購入できる「SANEI ウォールソープディスペンサー（￥1,699）」や「Fenteer 壁付け式ソープディスペンサー（￥2,670）」は人気があり、手頃な価格ながら評価も高いです（※価格コム調べ）。

使い勝手の良さと見た目の清潔感、そして掃除のしやすさを兼ね備えたアイテムとして、多くの家庭に選ばれています。

「カウンターを付けなかったのは失敗だったかも…」と感じている方は、こうした壁掛けタイプのディスペンサーを導入するだけでも、不満がぐっと減るはずです。選ぶときは、壁の素材やディスペンサーの固定方法に合ったものを選ぶようにすると、長く快適に使えます。

シャワーフックにかけるバスケットを使う

お風呂をカウンターなしにして後悔している人には、シャワーフックにかけるバスケットの活用がおすすめです。収納場所がない不便さは、この方法でかなり解消できます。

シャワーフック対応のバスケットは、シャンプーやボディソープ、小物類をまとめて収納でき、床に物を置かずに済む点が大きな魅力です。

カウンターがない浴室では、ボトル類を床に直置きしがちになり、ヌメリやカビが気になりやすくなります。その点、バスケットをシャワーフックに掛ければ、ボトルが浮いた状態になり、水切れが良く掃除の手間も減ります。

実際、収納用品の比較サイトでも「掃除が楽」「見た目がすっきりする」といった声が多く見られます。

具体的には、IKEAのフック付きバスケットや、通販サイトで評価の高い大容量タイプなどが人気です。価格帯は1,000円前後から選べるものが多く、工具不要で設置できる点も安心材料です。家族分のボトルをまとめて収納できるサイズを選べば、使い勝手はさらに良くなります。

お風呂をカウンターなしにしたことを後悔したくない場合は、まずシャワーフックに掛けるバスケットを試してみてください。手軽に取り入れられ、毎日の入浴がぐっと快適になります。

小物は洗面所にまとめて入浴時だけ持ち込む

お風呂にカウンターがないと、置き場に困る小物類が意外と多いんですよね。けれど、だからといって「後悔した」と感じるのはちょっと早いかもしれません。

実は、入浴グッズを洗面所でひとまとめにしておき、お風呂に入るときだけ持っていくという方法が、じわじわと人気を集めています。

というのも、浴室は常に湿気が多くて、物を置きっぱなしにするとすぐにヌメったりカビが生えたりしてしまいます。使う時だけ持ち込めば、浴室内に物が散らからず、掃除も格段に楽になります。

特に手持ち付きのバスケットを活用すれば、使った後にすぐ乾かせて衛生的です。

たとえば、Amazonなどでも人気の「バスバスケット」や「良品ラボの風呂用手提げかご」などは、実売価格が1,200円～1,800円ほど。どちらも軽くて扱いやすく、家族ごとに分けて使えばさらに便利です。

このスタイルを取り入れてから、「掃除の手間が減った」「見た目がすっきりした」といった声も増えてきました。シンプルですが、お風呂まわりのストレスをぐっと減らしてくれる方法のひとつです。

洗面器置き場に不便なら後付けカウンターを検討する

お風呂にカウンターがないと、洗面器や小物の置き場に悩むという声は意外と多いものです。そんなときに選択肢のひとつとして考えたいのが、後付けタイプの浴室用カウンターです。

メーカーによっては、既存のユニットバスにも対応する商品があり、工具不要で簡単に取り付けられるモデルも増えています。例えばLIXILが販売する後付けカウンターは、吸盤やクリップでしっかり固定でき、使わないときには取り外して掃除もしやすい設計になっています。

こうしたアイテムを導入する最大のメリットは、「物の定位置」ができることです。洗面器を床に直置きすると、使うたびに腰をかがめる手間があり、汚れやすくもなります。一方、カウンター上なら手が届きやすく、お風呂掃除の負担も減る傾向があります。

口コミでも「掃除が楽になった」「家族がそれぞれ使いやすくなった」という実感が多数見られました。

もし今の浴室に不便さを感じているなら、あえて工事を伴わない後付けカウンターで快適さをプラスするのは非常に合理的です。大がかりなリフォームをせずに、日常のストレスを軽減できるこうした工夫は、家づくりの中でも見落とされがちな価値ある選択だといえます。

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例えば「お風呂はカウンターなしだと後悔するのでは」といった具体的な不安も、プロの視点で間取りや設備のアドバイスをもらうことで、より納得のいく選択ができるようになります。

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費用は一切かかりませんし、しつこい営業がない点も安心材料のひとつです。

いろいろ悩むよりも、まずはプロの提案を見比べてみる。それが、家づくりで後悔しないための第一歩です。

【Q＆A】家づくりでお風呂のカウンター有無に関するよくある質問

最後に家づくりでお風呂のカウンター有無に関するよくある質問をまとめました。

実際に多く寄せられる疑問や後悔の声に基づき、判断材料となるポイントを分かりお答えします。

TOTOサザナのカウンターはいらない？

結論から言うと、TOTOサザナはカウンターを付けなくても不便を感じにくい浴室です。というのも、サザナには棚付きの水栓や壁面収納を前提とした設計があり、必ずしも固定カウンターがなくても使いやすさを確保できるからです。

実際、シャンプーやボディソープはマグネットラック、洗顔料は棚付き水栓の上に置くと、床に物が増えません。床置きが減ることでヌメリが出にくく、掃除の負担も軽くなります。

一方で、子どもの体を洗ったり、家族の入浴を手伝ったりする機会が多い家庭では、手元に物を置ける場所が足りなくなる場合もあります。カウンターを外すかどうかは、見た目より「置きたい物の数」で判断すると後悔しにくいです。

お風呂に窓はあったほうがいいですか？

浴室の窓は「必須」ではありません。換気扇の性能が十分であれば、窓がなくても湿気やニオイの問題は起こりにくいです。

むしろ窓を付けることで、冬場の冷気や結露の拭き取り、ガラス掃除といった手間が増えるケースもあります。特に共働き家庭では、掃除の手間が増えること自体がストレスになりやすいです。

ただし、昼間に自然光を取り入れたい場合や、外の空気を入れて換気したい人には窓が向いています。その場合は、大きな窓よりも小さめで視線が入りにくい位置を選ぶと安心感が高まります。生活スタイルに合うかどうかで判断すると失敗しにくいです。

お風呂にカウンターを設置するメリットは？

浴室にカウンターを付ける最大のメリットは、入浴中に必要な物を手元にサッと置ける「一時置きスペース」が確保できる点です。

たとえば、風呂桶にお湯をためている間にシャンプーを取り出したり、小さなお子さんを洗うときに使うアイテムを置いておいたりと、置き場があるだけで入浴動作がとてもスムーズになります。

また、TOTOでは「お掃除ラクラクカウンター」など掃除のしやすさにも配慮した製品があり、設置しても掃除の手間が大幅に増えるわけではありません。カウンターは単なる棚ではなく、入浴のしやすさや動作の流れを支えてくれる存在といえるでしょう。

とくに小さなお子さんや高齢の家族がいる家庭では、あると便利な設備のひとつです。

お風呂のカウンター代わりは何が便利？

カウンターの代わりに活躍してくれるのが、マグネット式の壁面ラックや棚付き水栓です。

たとえばTOTOの「スッキリ棚水栓」は、カウンターのように使える小さな棚が付いていて、洗顔料や石けんの一時置きにとても便利です。

また、ニトリなどでも販売されているマグネット収納ラックは、浴室の壁にペタッと取り付けるだけで設置が完了し、掃除のたびに簡単に外して洗えるという手軽さもあります。

床置きが減ることで水はけも良くなり、ヌメリやカビの発生も防ぎやすくなるでしょう。収納の形を自分で選べる点では、むしろカウンターなしの方が自由度が高く、スッキリとした浴室を保ちやすいともいえます。

カウンターなしだと水栓位置はどこが使いやすい？

カウンターがない浴室では、水栓の高さと位置がとても重要になります。

一般的には、床から70～80cmの位置に取り付けると、座って洗う際にも立って使用する際にも扱いやすいとされています（出典：建築設計標準）。LIXILやTOTOの公式ショールームでも「カウンターなしの使用感を体感して確認すること」を推奨しています。

設置前に実際の使い方を想定して、水栓の高さや角度を確認しておくと後悔を防げます。

カウンター ニトリの浴室用カウンターは使いやすい？

ニトリで販売されている浴室用のアイテムは、実際には「カウンター」というよりも、マグネット式の収納ラックが中心です。とはいえ、これがとても便利。

マグネットタイプなら壁に貼るだけで設置でき、掃除の際は簡単に外して洗えるので衛生面でも安心です。商品によっては横幅や耐荷重が異なるため、シャンプーや洗顔料のサイズ、数に応じて選べば、自分に合った“カウンター代わり”を作ることができます。

壁の材質やマグネット対応かどうかを事前にチェックしておくことは大切ですが、収納の場所を自在に変えられるという点では、固定のカウンターよりも使い勝手がいいと感じる方も少なくありません。

見た目もスッキリして、浴室が広く感じられるという声も多くあります。

まとめ：お風呂はカウンターなしだと後悔するデメリットと事前対策

お風呂はカウンターなしだと後悔するデメリットと事前対策をまとめてきました。

改めて、お風呂はカウンターなしだと後悔するデメリットをまとめると、

そして、お風呂のカウンターに関する５つの重要ポイントもまとめると、

お風呂をカウンターなしで設計すると後悔することもありますが、工夫次第で快適に使うことも可能です。

収納の代用や清掃性を重視することで、後悔の少ない家づくりが実現できます。

「お風呂のカウンターなしで後悔」を防ぐためにも、事前の情報収集と対策が重要です。