
「中古マンションはホントに買ってよかった?」
「購入メリットは?どんな中古マンションは買ってはいけないの?」
「中古マンションって本当に買ってよかったと思えるの?」と不安に感じていませんか。
価格の安さに惹かれつつも、将来の後悔や見えないリスクが気になるのは当然です。
周囲の声に振り回されず、自分に合った選び方を知ることが、満足度の高い購入につながります。
この記事では、中古マンションの購入前に知っておくべきチェックポイントをわかりやすく解説します。
中古マンション購入のメリットから買うなら築何年が狙い目か?買って失敗しないための事前対策まで、確かな判断材料を手に入れてください。
- 事前に耐震性や修繕状況を確認することで、購入後のトラブルを回避できる
- 立地や周辺環境を内覧時にしっかり確認すれば、生活の満足度が高くなる
- 資金計画を明確に立てることで、無理のない購入と安心した暮らしが実現できる
中古マンションは「買ってよかった」と思える大きな買い物です。
ただし、見えない不安を解消するには、購入前の情報収集と冷静な判断が欠かせません。価格や立地だけにとらわれず、長く安心して暮らせる物件を選ぶ視点が大切です。ポイントを押さえて納得のいく選択をしましょう。
【結論】中古マンションは買ってよかった?
中古マンションは買ってよかったのかどうか。
気になる結論からいうと、実際に中古マンションを購入した多くの人が、「買って正解だった」と感じています。
ある調査では、購入者のうち約99%が「満足」または「どちらかというと満足」と回答しており、不満を感じている人はわずか1%ほどにとどまる結果に。ここまで高い満足度を得られる理由としてまず挙げられるのが、「価格と立地のバランスが取りやすい」という点です。
たとえば、都心部や駅近など便利な場所に住みたいと思ったとき、新築では手が出せない価格帯でも、中古なら予算内に収まることがよくあります。実際、購入者の約79%が「中古でもいい」ではなく、「中古がいいから選んだ」と答えている調査結果もあり、前向きな選択であることがわかります。
また別のデータでは、物件選びの決め手として「立地」が85%、「価格の納得感」が78%という結果も出ています。要するに、中古マンションは“安いから”ではなく、“条件に合うものを無理なく選べた”から満足している人が多いのです。
では、※
中古マンションは買ってよかったと思える物件の特徴8選
中古マンションを選ぶ際、「買ってよかった」と心から思えるかどうかは、物件ごとの特徴によって大きく左右されます。
見た目の価格だけで判断するのではなく、実際の暮らしやすさや将来の安心感も含めて総合的に考えることが大切です。
ここでは、購入者から高く評価されている中古マンションの特徴を8つに絞って紹介します。
中古マンション購入を検討している方は、これらの視点をチェックポイントとして活用してみてください。
実際に部屋や環境を見て安心して決められる物件
中古マンションの購入を「買ってよかった」と感じている人の多くが、事前の“内覧”を丁寧に行っています。部屋の間取りや日当たり、周囲の音、共用部の雰囲気など、写真や図面だけではわからない情報を、現地で肌で感じたうえで判断しているのです。
実際、LIFULL HOME’Sの調査では、満足度の高かった購入者の多くが、平均して4件前後の物件を見て回っているというデータが出ています。つまり、「見てから決めた」ことで後悔が少なく、安心して暮らせているということです。
また、不動産会社が行ったアンケート調査では、「想像以上に静かだった」「日中の光の入り方が気に入った」など、内覧を通じて安心感を得たというリアルな声も寄せられています。部屋の印象に加え、駅からの距離や夜道の明るさ、近隣の治安といった“生活のリアル”に触れられることが、判断材料として大きな意味を持っているのでしょう。
物件選びで迷っている方にとって、「実際に自分の目で見る」という行動は、価格以上の価値をもたらす確かな一歩になります。安心できる住まいを選びたいなら、ぜひ現地に足を運んで、自分の感覚で確かめることをおすすめします。
希望の価格で広さや立地で妥協せず選べる物件
「中古マンションを選んで正解だった」。そう語る購入者の多くが、共通して口にするのが「妥協せずに選べた」という言葉です。価格が手ごろだからといって、狭さや不便な立地を我慢していたら、満足感は得られなかったかもしれません。
LIFULL HOME’Sが行った調査でも、「希望する立地だったから」という理由で中古物件を選んだ人は45%、「条件が合ったから」という人は24.8%に上りました。つまり、中古だからこそ、広さ・立地・価格のバランスを重視した“納得の選択”ができるケースが多いのです。
たとえば、「駅近で日当たりも良く、予算内に収まる3LDKを見つけた」という体験談も少なくありません。新築ではなかなか叶わない条件でも、中古なら選択肢が広がり、自分にぴったりの住まいに出会える可能性が高まります。
価格だけで飛びつかず、条件を冷静に見極めながら、理想の暮らしを実現できる物件を見つける——その過程を大切にしてこそ、「買ってよかった」という実感につながるのです。
周辺の施設やアクセスが整って便利な立地の物件
中古マンションを買って満足している人の多くは、「立地が決め手だった」と語ります。通勤や買い物、子どもの送迎まで、日々の暮らしに関わる動線が整っていると、それだけで暮らしやすさがまるで違ってくるからです。
実際、ある調査では、中古マンション購入時に重視されたポイントとして「通勤・通学の利便性」が約30%、「駅からの近さ」もほぼ同率で続き、「治安の良さ」や「買い物施設の充実」も上位に挙がっています。
たとえば、徒歩圏内にスーパーやドラッグストア、病院がそろっていると、ちょっとした用事でもストレスがありません。さらに駅が近ければ、出勤時間も短縮でき、家族との時間を確保しやすくなります。夜道が明るいと、小さなお子さんや女性の一人歩きにも安心感がありますよね。
しかも立地が良い物件は、将来的に売却する際の資産価値も維持しやすいといわれています。駅近や商業施設の充実は、需要が落ちにくいためです。
「住み心地の良さ」と「将来の安心」、どちらも手に入れたいなら、アクセスと周辺環境が整った立地は、やはり大きな魅力です。
築年数が古すぎず安心できる築年数の物件
中古マンションを買って「本当に良かった」と実感している人たちに共通しているのが、築年数の見極めに慎重だったという点です。古すぎる物件は価格が魅力的でも、水回りや設備に不安が残るもの。いざ住んでから不具合が続くようでは、どんなに立地が良くても満足とは言えません。
実際、不動産会社が行ったアンケート調査では、購入者の34%が「築10年未満」を選んでおり、さらに「築15年未満」までを含めると、その割合はおよそ72%にも達しています。築浅な物件に人気が集まるのは、設備の劣化が少なく、生活を始めてからの修繕リスクが低いからです。
もちろん、築年数が少し進んだ物件にもメリットがあります。たとえば、築20~25年のマンションは価格が落ち着いていて、管理状況が良ければ資産価値も安定しています。見方によっては“掘り出し物”と言える物件もあります。
築年数は「新しければ安心」という単純なものではありません。価格、立地、管理状態とのバランスを見ながら、自分がどこに安心を求めるのか。そこを丁寧に見極めることが、後悔のない購入につながるはずです。
修繕積立金や管理計画が明確で安心できる物件
中古マンションを買うとき、多くの人が注目しがちなのは「価格」や「間取り」。けれど、実際に住んでみて「買ってよかった」と感じている人たちの多くは、もう少し違ったポイントに目を向けていました。それが、“修繕積立金”や“管理計画”の内容です。
というのも、修繕積立金には、将来の大規模修繕に備えるという非常に重要な役割があります。国土交通省の報告によれば、築年数が進むにつれて、積立金の平均額が初期の約3.58倍に増加していたというデータも出ているほどです。
つまり、管理計画が甘いマンションでは、後々思わぬ負担がのしかかる可能性があるということです。
一方で、安心して暮らせるマンションは、管理組合がきちんと機能していて、長期修繕計画が明確に立てられています。さらに重要なのが、購入前に確認できる「重要事項調査報告書」。ここには、積立金の現在残高や今後の計画、過去の修繕履歴まで記載されており、目に見えない部分の“信頼性”を判断するための大切な資料です(出典:参考資料)。
「お得に買えた」という気持ちも大切ですが、安心して暮らし続けられるかどうかは、こうした裏側の“地盤”がしっかりしているかにかかっています。管理とお金。この2つが見える物件こそ、本当に「買ってよかった」と言える一棟です。
リノベしやすく自分好みに変えられる間取りの物件
「買ってよかった」と思える中古マンションには、あとから“自分らしく整えられる余地”があるものです。そのひとつが、リノベーションのしやすい間取り。これがあるかどうかで、暮らしの自由度が大きく変わってきます。
たとえば、バルコニーに面した居室が並ぶ“ワイドスパン”の住戸は、明るく風通しがよく、間取りの変更にも柔軟に対応しやすいと人気があります(出典:参考文献)。壁を抜いて開放感のあるリビングにしたり、逆に空間を区切ってワークスペースや子ども部屋をつくることも可能です。
特に、10畳以上の広めのLDKが確保されていると、将来的に暮らし方が変わっても対応しやすいです(出典:参考文献)。たとえば、お子さんが成長して個室が必要になったとき、間仕切りを増やすだけで対応できるのは大きな安心材料になります。
そして、見逃せないのが、収納や設備のカスタマイズができること。システム収納を追加したり、キッチンや洗面台を好みに合わせて刷新することで、まるで“新築気分”の住み心地が手に入ります。
「今の暮らし」と「これからの暮らし」どちらも想像できるのが、リノベしやすい中古マンションの強みです。決まった間取りに自分を合わせるのではなく、自分の暮らしに家を合わせる。そんな住まい方を選びたい方にこそ、こうした物件はぴったりだと感じます。
静かな環境や住民の様子がよくわかる物件
「ここに決めてよかった」と実感できるマンションは、部屋の中だけでなく、まわりの“静けさ”や“人の雰囲気”にも理由があります。実際に暮らしてみて、音が気にならず、住民同士がちょうどいい距離感で関われる場所──そんな環境こそが、日々のストレスを和らげてくれるのです。
ある調査では、中古マンション購入者の多くが「静かに過ごせる環境」や「住民の様子」を重視していたという結果が出ています。逆に、「買って後悔した」と感じた人の声には、「想像以上に騒音が気になった」「周辺の施設がうるさかった」といったリアルな後悔が多く並びました。
部屋の中がどんなにきれいでも、夜中に上の階から足音が響いたり、近隣の話し声が壁越しに聞こえてきたりすれば、心からリラックスできませんよね。さらに、住民の雰囲気も見逃せないポイントです。たとえば、すれ違ったときに自然と挨拶が交わせるような関係性があれば、それだけで安心感がぐっと増します。
静かなだけじゃない。「誰と、どんな空気で暮らすか」を感じ取れる物件に出会えたとき、人はようやく“ここに帰りたい”と思えるのかもしれません。
資産価値が安定し将来売りやすい物件
将来の売却まで視野に入れるなら、「資産価値が落ちにくい中古マンション」を選ぶことが、結果的に「買ってよかった」と思える一番の要因になるかもしれません。購入時は「住むこと」が第一の目的でも、住み替えや相続といった転機が訪れる可能性は誰にでもあるからです。
では、どんな物件が“資産として強い”のか。実はその答えは意外とシンプルです。最寄り駅から徒歩10分以内。生活インフラが整っていて、コンビニやスーパー、病院などが徒歩圏内。さらに、ブランド力のある分譲マンションであればなお良しです。こうした条件を満たす物件は、時間が経っても需要が尽きず、価格が下がりにくい傾向にあります。
たとえば、築20年を過ぎたあとでも、リセールバリュー(再販価値)が安定している都心の駅近マンションは少なくありません(出典:首都圏中古マンション・中古戸建住宅 地域別・築年帯別成約状況)。東京都心では、築10年以上経った中古マンションでも、購入時と同程度かそれ以上の価格で売れる事例も報告されています。
「住んで快適、いざという時に資産になる」。そう実感できる物件に出会えれば、中古という選択に迷いはなくなるはずです。
本当に買ってよかった!新築より中古マンション購入のメリット
中古マンションの購入を検討している人のなかには、「新築のほうが安心なのでは?」と迷う方も多いかもしれません。
しかし実際に購入した方々からは、「本当に買ってよかった!」という声も多く聞かれます。
新築にはない魅力や利点が中古マンションには確かに存在しており、実際の住み心地やコスト面から見ても、満足度の高い選択肢となっています。
ここからは、中古マンションならではの具体的なメリットを紹介していきます。
新築より手ごろな価格で購入できる!
新築と中古で、マンションの価格にどれほどの差があるかご存じでしょうか。2023年、首都圏における新築マンションの平均価格はおよそ8,250万円参考資料。一方、中古マンションは約4,575万円と、およそ半額に近い水準でした(出典:参考資料)。
つまり、同じ立地や広さを求めても、中古であれば何千万円も節約できるのです。
国土交通省が公表している「不動産価格指数」でも、マンション価格の上昇傾向は明確です。2010年を100とした場合、2023年の数値は約1.9倍。新築にこだわると、それだけで予算が大きく膨らみます。その点、中古物件なら“割高感”の少ない現実的な選択肢として注目されています。
「無理なく都心に住みたい」「教育環境や通勤アクセスを重視したい」といった希望がある場合、中古マンションは費用面でも場所選びの自由度でも、圧倒的にバランスが良い選択肢です。価格面のメリットがあるからこそ、「買ってよかった」と実感できる場面が多くあるのです。
駅近など便利な立地の物件が見つけやすい!
駅に近い物件に暮らすというのは、やはり日々の快適さが違います。中古マンション市場には、こうした“駅近”の物件が新築よりも豊富に出ているのが特徴です。徒歩5分圏内、という条件でも意外と選択肢が多く、実際に現地を訪れて「ここなら暮らせそうだな」と感じて購入に踏み切った、という声は少なくありません。
たとえば、ある購入者は「スーパー、病院、保育園がすべて徒歩圏内に揃っていたから迷わず決めた」と話していました。通勤時間も短縮でき、雨の日の移動ストレスも軽減。住んでからそのありがたみに気づくことが多いのです。
さらに、駅近物件は将来的に手放す場面でも有利です。中古市場では立地の良さが資産価値に直結しており、売却時の値崩れが起きにくいという点でも安心感があります。賃貸に出す場合も需要が高く、空室リスクを抑えられる点は大きなメリットです。
「駅に近い便利な立地の物件が選びやすい」——これは新築にはない、中古マンションならではの大きな強み。住みやすさだけでなく、“後悔しにくい選択”として支持される理由はここにあります。
実際の部屋や周辺環境を確認して選べる!
「中古マンションを買ってよかった」と実感する大きな理由のひとつが、内覧で実際の部屋や周辺の空気感を確かめながら選べる点です。図面や写真では伝わらないものって、意外と多いんですよね。
たとえば、窓を開けたときの風の通り方、廊下のにおい、上下階の生活音の具合、日当たりや視線の抜け方…。こうした細かい要素は、現地に足を運ばないと分かりません(出典:中古マンション購入の成否は内覧にあり)。
周辺の雰囲気も同様です。夜の駅からの道が明るいかどうか、コンビニやスーパーが近くて実用的か、実際に歩いてみると「想像と違った」と感じることもあります。住宅総合メディア「LIFULL HOME’S」でも、内覧時の五感チェックが後悔しない物件選びのカギになると紹介されています。
つまり、中古マンションの強みは“見て、感じて、判断できる”こと。新築のような完成前の不確実さがなく、実物を前に納得して選べる安心感は、購入後の満足度にもつながります。
リノベーションで自分好みに変えられる!
「この家、私らしくて気に入ってるんです。」
中古マンションを購入して、そう語る人の多くが口をそろえて言うのが「自由にリノベーションできたのが一番大きかった」ということ。
新築では決まった間取りや内装から選ぶのが基本ですが、中古なら、暮らしに合った形にゼロからつくり直すことができます。古さを活かしたヴィンテージ感のあるリビング、キッチンとダイニングを一体化した開放的な空間、あるいは壁一面の本棚をつくった書斎。そんな“好き”を詰め込んだ部屋は、たとえ築年数が経っていても、不思議と暮らすたびに愛着が増していくんです。
実際、リノベーションの自由度を活かして「間取り変更×設備一新」で暮らしを整える人が増えています(“1回以上リフォームした経験者”の割合は全体の約50%。さらに、検討者においては、リフォーム経験者が70%超を占めるという状況、(出典:参考資料))
もちろん、すべてを豪華にしなくてもかまいません。床材の色や照明の位置、収納の配置ひとつ変えるだけでも、住み心地は大きく変わります。リノベ済み物件を選ぶのもアリですが、自分の目線で手を加える余白がある物件の方が、住まいに「自分らしさ」を感じやすいかもしれません。
選べる物件の数が豊富で比較しやすい!
中古マンションを探していて「選択肢が多いって、こんなに心強いのか」と感じた人は少なくありません。新築と違って、中古は流通している物件数が圧倒的に多く、選ぶ楽しさすら感じることがあります。
たとえば、国土交通省の統計では、新築マンションの年間供給数が約11万戸程度であるのに対し、中古マンションの流通件数はおよそ50万戸以上とされています。これだけの差があれば、「こんな立地の物件があったんだ」と驚くこともあるはずです。
実際、駅に近くて便利な場所や、生活施設が整っているエリアにポンと出てくるのは、だいたいが中古物件です。選択肢が多ければ、「ここもいい、でもあそこも…」と比べながら、納得して決められる。あの“妥協せずに選んだ感覚”が、「買ってよかった」と心から思える理由になるのだと思います。
物件の比較サイトでも、条件を絞って検索すればするほど、中古マンションがズラリと並びます。それだけ供給が豊富ということです。新築だとそもそも選べる数が少ないので、価格や間取り、立地で“どこかを妥協せざるを得ない”ケースが多いのが現実です。
中古は「選べる」という自由がある。だからこそ、自分らしい住まいを見つけられる可能性が高まるのです。
※
中古マンションを買うなら築何年が狙い目?その理由も紹介
中古マンションの購入を検討しているなら、「築年数」は避けて通れないポイントです。
新しければ安心、古ければ安い——そう単純には割り切れないのが実情。
築何年が一番“買ってよかった”と感じやすいかは、実際の住み心地や資産価値のバランスによって変わります。
ここでは、中古マンションを買うなら築何年が狙い目?その理由も紹介しながら、後悔しない物件選びのヒントをお伝えします。
住宅ローン控除の対象になる築15年以内の物件
もし、中古マンションの購入を検討していて「少しでも得をしたい」と考えているなら、築15年以内の物件を候補に入れることを強くおすすめします。というのも、このラインをひとつの目安にすることで、住宅ローン控除が使える可能性がぐっと広がるからです。
実際、2022年度の税制改正では、築年数に関する条件が大きく見直されました(出典:参考資料)。これまでの「築20年以内(木造)」「築25年以内(鉄筋コンクリート造)」という枠から、新耐震基準に適合していれば築年数に関係なく控除の対象となる仕組みに変わったのです(出典:中古住宅を取得した場合)。
つまり、築15年のマンションなら、構造や築年の点でも多くがこの条件を満たしており、安心感も節税効果も得られるというわけです。
たとえば、住宅ローン残高が1,800万円ある場合、年0.7%の控除率で最大126万円が10年間にわたって差し引かれます(出典:参考資料)。家を買って、さらにこの額の税金が戻ってくるとしたら──少し現実味を持って「買ってよかった」と思えませんか?
築浅物件の快適さと、税制メリットの両方を手にできるのが「築15年以内」の中古マンション。見逃すには惜しい選択肢です。
築5年前後ならリフォームなしで快適に住める
築5年前後の中古マンションは、正直“穴場”です。なぜかというと、見た目も中身もほぼ新築。でも価格はしっかり抑えられている。たとえば、新築時には4,000万円だった物件が、築5年で3,500万円台に落ち着いているケースも珍しくありません。つまり、性能はそのままでコストだけスリムに——そんな理想が叶うのです。
内装もまだ十分にキレイですし、水まわりの設備だって最新仕様のまま残っていることが多いので、大がかりなリフォームは不要。そのまま家具を入れて、すぐ新生活がスタートできるのはありがたいですよね。
しかも、築浅だと住宅ローン控除の対象にもなる場合が多く、税金面の優遇も得られるというおまけ付き。中古でありながら、家計への安心感も得られるのが魅力です。
もちろん、物件数は限られます。でも、条件に合う一軒に出会えたときの“買ってよかった”感は、きっと想像以上です。
築25~30年の物件は価格が底値に近くお得
「予算に限りがあるけれど、立地にも妥協したくない」——そんなふうに思って物件を探しているなら、築25~30年の中古マンションは狙い目です。
このくらい築年数が経ってくると、価格の下落はほぼ一段落。実際に、東日本不動産流通機構が出しているデータでは、築26~30年の中古マンションは、新築(築0~5年)と比べて約47%の価格水準にまで落ち着いています。
けれども、それ以降は築年数が進んでも、価格が急激に落ちるわけではないんです。言い換えれば、「底値感」が出てくるタイミングがちょうどこのあたりということになります。
さらにこの年代の物件は、昭和~平成初期に建てられたものが多く、便利な立地に建っているケースが多いのも特徴です。近くにスーパーがあったり、最寄り駅まで徒歩圏内だったりと、暮らしやすさにも手応えがあります。
もちろん、建物の状態や修繕履歴などはしっかりチェックする必要がありますが、「この値段でこの場所、この広さ?」と驚くような物件に出会える可能性が高いのが、この築25~30年ゾーンです。
中古マンションを買って後悔してしまう物件の共通点とは
中古マンションの購入で「やめておけばよかった」と後悔している人の多くは、物件選びの段階で見落としがあったと振り返ります。
特に共通しているのが、生活音や管理体制、立地環境など、実際に住んでみないと気づきにくい部分です。
中古マンションを買って後悔してしまう物件の共通点とは何かをあらかじめ知っておくことで、購入前のチェックポイントがはっきりしてきます。
ここではその代表的な特徴を取り上げていきます。ぜひ、今後の中古マンション購入の参考にお役立てください。
隣や上下階の生活音が気になりやすい物件
「もっと慎重に選べばよかった」──そう振り返る中古マンション購入者の多くが、住み始めて初めて気づくのが“音の問題”です。壁越しに聞こえてくる隣室の笑い声、天井から響く子どもの足音。日中は気にならなくても、深夜や早朝に耳に入ると、じわじわとストレスが蓄積します。
実際、事前に音環境を「とても重視していた」と答えた人は全体の4割にのぼります。それでも、住んだあとに「予想以上に気になった」と感じる人が半数以上という調査結果があります。つまり、どれだけ気をつけていても、生活音の悩みは後から出てくるリスクが高いのです。
「分譲マンションの困りごとランキング」でも、生活音によるトラブルは堂々の1位。日常の些細な音が積み重なり、「買ってよかった」と思えるはずの物件が、残念ながら「手放したくなる家」へと変わってしまうケースも珍しくありません。
内覧時には部屋の広さや陽当たりだけでなく、昼と夜の音の様子を変えてチェックするのが安心です。できれば管理人や住民の方に、音についての印象を聞いてみるのもおすすめです。見落とされがちですが、こうした“音のリアル”こそ、中古マンション選びで後悔しないための大切なヒントになるはずです。
管理が行き届かず共用部が荒れている物件
中古マンションを内見していて、ふと目に入った郵便受けの上のチラシの山、くすんだ壁、誰も見ていないのに点かない照明……。そんな空気を感じたとき、足が自然と止まってしまった——そんな経験はないでしょうか。
実のところ、「共用部の状態はマンションの将来を映す鏡」とも言われています。エントランスや廊下が乱れている物件では、住民の管理意識の低さや管理組合の機能不全が背景にあることも少なくありません。とくに清掃や植栽の手入れが行き届いていない物件は、売却時にも価格が伸び悩む傾向があると不動産ジャーナリストも指摘しています(出典:売れないマンションが持つ共用部分「9つのNG」)。
逆に、古くても清潔に保たれている共用部は、住民全体が“ここに長く住む”という意志を持って暮らしている証でもあります。「中古マンションは買ってよかった」と感じるには、部屋の中だけでなく、建物全体の“空気感”を丁寧に読み取ることが大切なのです。
内覧時には、室内の間取りや設備を見るだけでなく、エレベーターのボタンの汚れや、掲示板の張り紙の内容、住民のあいさつの有無にまで目を向けてみてください。住まいは、建物だけではなく、そこで暮らす“人の気配”も大切な要素なのです。
修繕積立金が不足または積立計画が曖昧な物件
購入後に「こんなはずじゃなかった…」と肩を落とす声のなかで、特に多いのが“修繕積立金”に関する後悔です。マンションは年月とともに必ず劣化していきます。エレベーター、外壁、防水、配管——これらの修繕に備えるためのお金が足りなければ、当然ながら住環境に大きな影響が出てしまいます。
実際、国土交通省の調査によると、全国のマンションの約34%で修繕積立金が不足しているというデータがあります。さらに30%以上は「十分かどうかすら不明」という驚くような実態も見えてきました。
では、なぜ問題になるのでしょうか?一番のリスクは、いざ修繕が必要になったときに「まとまった一時金」が求められることです。これまでにあった例では、突如100万円単位の請求が発生し、住民の間でトラブルに発展したケースもあります。
後悔を防ぐためには、購入前に次の3点をしっかり確認しておくことが大切です。
- 過去にどのような修繕が実施されてきたか
- 現在の積立額と、今後の修繕スケジュールに無理がないか
- 管理組合が適切に機能しているか、運営内容に透明性があるか
このチェックだけでも、安心して住み続けられるかどうかの判断材料になります。
「中古マンション 買ってよかった」と心から言えるかどうか。その分かれ道は、見た目よりも、こうした“数字の背景にある現実”に気づけるかどうかにかかっているのかもしれません。
旧耐震基準で耐震性に不安がある物件
もし購入を検討している中古マンションが、1981年以前に建築確認を受けた「旧耐震基準」の物件であれば、少し立ち止まって考える価値があります。
旧耐震基準は、「震度5程度の地震で倒壊しない」ことを前提に設計されています。ですが、現代の地震の規模を考えれば、震度6強~7といった大地震も現実的なリスクです。たとえば1995年の阪神・淡路大震災では、旧耐震基準の木造住宅のうち、約64%が中破以上(全壊・半壊を含む)となりました(出典:参考資料)。耐震性能に明らかな差があることは、数字が証明しています。
もちろん、旧耐震でも管理状態が良く、補強工事を済ませている物件なら問題ないケースもあります。ですが、補強されているかどうかが曖昧なままの物件は、長く住むうえで不安が残るのが正直なところです。
購入前には以下の点をチェックしましょう:
- 建築確認済証の日付が1981年6月1日以降かどうか
- 旧耐震基準でも、耐震診断や補強工事が実施されているか
- 管理組合が、耐震対策に積極的な姿勢かどうか
見た目がキレイでも、建物の“骨格”となる耐震性に問題があれば、安心して暮らせません。価格が魅力的だからといって、安易に飛びつくのではなく、「この先20年、30年と暮らせるか?」という視点を持つことが大切です。
アクセスや立地が不便で不満が残る物件
正直に言うと、「アクセスが悪い」という理由で中古マンションの購入を後悔している人は少なくありません。マンション選びにおいて立地条件は“あとから変えられない要素”のひとつ。だからこそ、最初の判断を誤ると、その影響は生活全体にじわじわと染み出してきます。
たとえば、駅まで徒歩15分。数字だけ見れば「まあ歩ける距離かな」と思うかもしれません。でも、雨の日や荷物が多い日、あるいは子どもを連れて移動する場面では、その“15分”が重くのしかかってきます。特に毎日の通勤や通学となれば、小さなストレスが積み重なり、「やっぱりもっと駅近にしておけばよかった…」と感じる人は多いのです。
ある調査では、中古マンション購入時に「通勤・通学の利便性」や「最寄り駅までの距離」を最も重視した人が約3割に上るという結果も出ています。これは、購入者の多くが“生活動線”の重要性を肌で実感している証拠です。
アクセスの悪さは、外出のハードルを高めるだけでなく、スーパーや病院、保育園といった生活インフラとの距離にも影響します。実際、「スーパーが遠くて買い物が面倒」「病院に行くのにタクシー必須」などの声も多く見かけます。
中古マンション選びで後悔しないためには、「毎日の移動がどう感じられるか」を具体的にイメージすることが欠かせません。ただ物件価格や広さだけで判断せず、日々の暮らしの中でどう“使いやすいか”“動きやすいか”まで考えると、「買ってよかった」と心から言える選択につながるはずです。
「中古マンションは買わなきゃよかった」と失敗しないための事前対策
「中古マンションは買わなきゃよかった」と感じる人の多くは、購入前の下調べが足りなかったケースが目立ちます。
価格や間取りばかりに気を取られ、管理状況や周辺環境、将来の支出にまで目が届いていないと、住んでから思わぬ落とし穴にはまることも。
後悔を避けるには、購入前の事前対策が何より大切です。
ここからは、信頼できる担当者の選び方から予算計画、マンションの状態チェックまで、失敗しないためのポイントを具体的にご紹介します。
信頼できる不動産会社や担当者を選ぶ
「買わなきゃよかった…」──そんな後悔を避けたいなら、まずは誰と一緒に物件探しをするのかを真剣に考えてください。どんなに条件の良い中古マンションでも、仲介する不動産会社がずさんだったら、結果は目に見えています。
信頼できる会社を見つけるポイントは、その地域でどれだけ実績があるか。ネットで調べれば、取引履歴や口コミが掲載されている不動産会社は多くあります。口コミの中でも、「親身だった」「断るときも無理に引き止めなかった」といった声が目立つ会社は、やはり安心感があります。
そして、何よりも大事なのは「担当者の人柄」です。こちらの話をきちんと聞いてくれるか。不都合な情報を隠さず教えてくれるか。たとえば、物件にデメリットがあるとき、それをあいまいにごまかす担当者は信頼できません。一方で、「ここは音が響きやすいので、気になる方は要注意です」と、あえてマイナスも伝えてくれる人は信用できます。
大手だから安心、小さな会社だから不安、という単純な話ではありません。むしろ地元密着の不動産会社は、周辺情報に精通していて、売り主との距離も近く、価格交渉がスムーズに進むこともあります。ホームページだけでは分からないので、実際に連絡を取って、やり取りの中で相性を確かめることをおすすめします。
中古マンションを「買ってよかった」と言えるかどうかは、最初の一歩で決まると言っても過言ではありません。情報だけでなく、“信頼”を買うつもりで、パートナーを見極めてください。
資金計画を立てて予算オーバーを防ぐ
購入前に最も大切なのは、「この金額なら無理なく払っていける」と自分自身が納得できる資金計画を立てることです。物件探しに夢中になってしまうと、つい「もう少し出せば…」と上を見てしまいがちですが、その一歩が後悔の始まりになることも少なくありません。
例えば、頭金をしっかり確保しても、登記費用や仲介手数料、火災保険などの「諸費用」が重くのしかかります。これらは物件価格の6~10%ほどとされ、たとえば3,000万円の中古マンションなら180万~300万円近くかかる計算です。さらに、入居後は管理費・修繕積立金・固定資産税といった支出も定期的に発生します。
だからこそ、家計にどれだけの余裕があるかを冷静に見つめ、「物件価格+諸費用+ランニングコスト」まで含めた資金計画を立てることが不可欠です。「住宅ローンの月々の支払いが想定より多くて…」と後から頭を抱えないためにも、事前のシミュレーションは怠らないようにしましょう。
無理なく払える金額を最初に決め、それを軸に物件を選んだ人は、「中古マンション、買って本当によかった」と笑顔で話す確率が高いのです。焦らず、数字としっかり向き合いながら選ぶことが、納得のいく買い物につながります。
管理費や修繕積立金の将来計画を把握する
「このマンション、月々のローンも抑えられて理想的かも」——そう思って内覧を終えた帰り道、つい見落としがちなのが“その後”の費用。住んでから後悔しないためには、管理費や修繕積立金が将来的にどう変動するのかをあらかじめ掴んでおくことが大切です。
例えば、マンション全体で外壁やエレベーターなどを修理する「大規模修繕工事」。これには数千万単位のお金が動きます。国土交通省の資料では、築20~30年での修繕に備えて、段階的に積立金を増やしていくのが望ましいとされていますが、7%前後の管理組合ではそもそもその計画自体が存在しないという調査も出ています。
さらに、仮に修繕計画があったとしても、「今は安いけれど、10年後には倍近くになる」ような積立スケジュールが組まれていることも。こうなると、住み始めたあとに“想定外の出費”に振り回されてしまいます。
管理費と修繕積立金は、表面上の「物件価格」では見えないランニングコストです。不動産会社の説明だけで済ませず、長期修繕計画書のコピーを見せてもらい、内容を自分の目で確認する。このひと手間が、安心できる暮らしにつながります。
耐震基準と築年・構造を確かめて安心を得る
中古マンション選びにおいて、意外と見落としがちなのが「その建物がどれほどの揺れに耐えられるか」という視点です。価格や立地ももちろん大事ですが、地震大国・日本で暮らす以上、耐震性をおろそかにしてしまうのは本当に危険です。
とくに気をつけたいのが、1981年6月を境に変わった「耐震基準」。この日以降に建築確認を受けた物件は「新耐震基準」が適用されており、大地震(震度6強~7程度)にも耐えられるよう設計されています。一方、それ以前の建物は「旧耐震基準」。震度5程度を想定しているため、大きな揺れが来たときに安心できるとは言いづらいのが実情です。
ちなみに、「築年数」だけで判断するのは早計です。重要なのは、建築確認を受けた日が1981年6月1日以降かどうか。これは役所で閲覧できる台帳や、物件資料で確認できます。
加えて、旧基準の物件でも、耐震補強工事をきちんと行っていれば話は変わってきます。中には新耐震に準拠するレベルまで強化されているケースもあるので、「耐震診断結果」や「補強工事の履歴」があれば、そちらも確認しておくと安心です。
購入後に「知らなかった…」と後悔しないためにも、構造・築年・耐震性は、物件選びの初期段階からしっかりチェックしておきましょう。
内覧時に設備や共用部・セキュリティの状態を確認する
中古マンションを見に行くとき、部屋の間取りや日当たりにばかり目が向きがちですが、実は共用部やセキュリティの状態こそ、失敗を防ぐための大きな判断材料になります。
まずチェックしてほしいのが、エントランスや廊下、ゴミ置き場など共有スペースの清潔感や管理の丁寧さです。たとえば、掲示板に新しい掲示があったり、植栽が手入れされていたりするマンションは、住民の意識も高く、安心感があります。逆に、床が汚れていたり、自転車が無秩序に置かれていたりすると、管理体制に不安を覚えるかもしれません。
セキュリティ面では、オートロックや防犯カメラの設置状況、死角の有無を現地でよく確認しましょう。実際に不審者が入り込みにくい構造になっているか、自分の目で見ることが大切です。また、宅配ボックスの数や配置も、日々の利便性に大きく影響します。
そして見落としがちなのが、部屋の中の細かい設備の状態です。インターホンは鳴るか、水栓はグラついていないか、エアコンの型番が極端に古くないか——「住んだあとに不満が出そうな点」は、最初の内覧でできるだけ洗い出しておきたいところです。
こういった細かい部分に注意しておくだけで、「中古マンションを買ってよかった」と思える確率はぐっと上がります。物件の良し悪しは、見た目だけでは語れません。
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【Q&A】買ってよかった中古マンション情報に関するよくある質問
最後に買ってよかった中古マンション情報に関するよくある質問をまとめました。
中古マンションの購入前に誰もが感じる不安や疑問に、具体的かつ実体験ベースでお答えしていきます。
買ってはいけない中古マンションの特徴は?
管理がゆるい・立地が悪い・築年数だけじゃ判断できない物件は避けるべきです。
たとえば、共用部が汚れていたり、掲示板に貼られた注意書きが色あせているようなマンション。こうした物件は、管理がずさんな可能性が高く、住んだ後も何かとストレスの種になります。また、「駅から遠すぎる」「スーパーや病院が近くにない」など、毎日の暮らしが不便な立地も後悔のもと。見た目の価格だけで飛びつくのはNG。物件の中身と周辺環境、そして修繕積立金の健全さも要チェックです。
中古マンションを買って後悔したことは?
想定外の費用や、思っていた以上に使い勝手が悪かったという声が多いです。
たとえば、「あとでリノベしよう」と思って買ったけど、構造の都合で希望の間取り変更ができなかったという話。さらには、管理費・修繕積立金の上昇が想像以上で、月々の負担が地味にキツい…なんて声もあります。ネット掲示板やレビューサイトにも、「買った直後に資産価値が下がった」「設備が古くてメンテ代がかさんだ」という具体的な後悔談は多数。夢を見すぎず、現実的に計画を立てるのがカギです。
「中古マンションは買うな」と言われるのはなぜ?
知識不足で選ぶと、あとから後悔しやすいからです。
この言葉、実は“中古”だからダメという意味じゃありません。ちゃんと知識をつけずに購入に踏み切ると、失敗する確率が上がるという警告なんです。例えば、1981年以前に建てられた「旧耐震基準」の物件に気づかず買ってしまったり、修繕履歴や今後の工事予定を確認せずに契約してしまったり。買ってから「あれ?」とならないためには、事前調査と確認が何より重要。情報戦を制した人が、中古マンション購入で“勝てる人”になります。
マンション購入が決断できないときの対処法は?
「買いたい気持ちはある。でも、どうしても最後の一歩が踏み出せない」——そんなときは無理に急ぐ必要はありません。けれど、ただ立ち止まっているだけでは、時間ばかりが過ぎていきます。
迷いの根っこを探ってみてください。たとえば「資金面が不安」なら、まずは住宅ローンや補助金制度を専門家に確認してみましょう。話を聞くだけでも視界がすっと開けることがあります。実際に、ファイナンシャルプランナーと相談して「思っていたより月々の支払いが軽く済む」と気づいたことで、前向きになれたという人もいます。
また、物件の条件が絞りきれずに悩んでいる場合は、「譲れないこと」を3つまでに絞ってみてください。立地?間取り?日当たり?全部が完璧な物件はそうありません。でも、本当に大事な条件だけに集中すると、判断がしやすくなります。
中古マンションを買って後悔したブログはある?
あります。しかも少なくない数です。たとえばある方は、「床材の張り替え費用が予想以上に高くついた」と振り返っています。築年数がそれほど古くなかったため、当初はそのまま使えると思っていたそうです。でも、実際は劣化が進んでいて、100万円近い工事費がかかってしまったとのこと。事前に細かく確認していれば…と後悔していました。
また、リノベーション前提で購入したのに、「搬入経路の関係で希望していたキッチン設備が設置できなかった」という声もあります。見落としがちなところに“落とし穴”はあるんだなと痛感させられます。
こうした経験談は、ネット上の個人ブログやSNSでも読めます。よくある宣伝目的の口コミではなく、住んでみて初めてわかった“リアルな後悔”。参考にする価値は十分あります。
「マンション買って後悔したスレ」は存在する?
はい、存在します。ただ、ネット掲示板に専用の「スレッド」として常設されているわけではなく、「マンション 後悔」などのキーワードで検索すると、知恵袋やブログ記事などの形で見つかることが多いです。
たとえば、「上下階の生活音が思った以上に気になる」「購入後に周辺環境が急に変わってしまった」など、購入当初には見えなかった悩みが書かれています。中には「購入前は夢のようだったのに、住んでみたらイメージと違った」といった率直な声もありました。
このような体験談に触れておくと、「買ってからの現実」がより具体的にイメージできるようになります。ポジティブな情報だけでなく、ネガティブな意見にも一度耳を傾けてみてください。きっと、より納得のいく選択に近づけるはずです。
まとめ:中古マンションは買ってよかった物件の特徴と後悔する物件の共通点
中古マンションは買ってよかった物件の特徴と後悔する物件の共通点をまとめてきました。
改めて、中古マンションは買ってよかったと思える物件の特徴8選をまとめると、
- 実際に部屋や環境を見て安心して決められる物件
- 希望の価格で広さや立地で妥協せず選べる物件
- 周辺の施設やアクセスが整って便利な立地の物件
- 築年数が古すぎず安心できる築年数の物件
- 修繕積立金や管理計画が明確で安心できる物件
- リノベしやすく自分好みに変えられる間取りの物件
- 静かな環境や住民の様子がよくわかる物件
- 資産価値が安定し将来売りやすい物件
そして、中古マンションを買ってよかったと思えるためのポイントもまとめると、
- 事前に共用部やセキュリティ設備まで丁寧に確認すると、暮らし始めてからの不満が激減する
- 築年数や構造、耐震性をチェックしておくことで、安心して長く住み続けられる
- 修繕積立金や管理費の将来計画を把握することで、予想外の出費を防ぎやすい
- 無理のない資金計画を立てておくことで、購入後の生活にゆとりが生まれる
- 信頼できる不動産会社や担当者に出会えると、後悔の少ない物件選びができる
中古マンションを「買ってよかった」と感じるかどうかは、購入前の準備にかかっています。
価格や立地だけでなく、将来を見据えた点検や確認を怠らなければ、後悔のない選択ができます。焦らず、冷静に判断して理想の住まいを手に入れましょう。